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BOOK review

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354「ジョブズはなぜ,「石ころ」から成功者になれたのか?」

2011-02-23 (wed)|カテゴリー:コメント:0

 

スティーブ・ジョブズ

 

正直その人となりを知らなかった.

僕は,アンチ・おしゃれ路線がある種のアイデンティティで,

「macってかっこいいよね.」

という人はむしろ攻撃対象になっていた(笑.

ipad発売やいなや,ipad無用論の口火を切っていた.

(あくまでご近所様の中で・・・)

 

本書は,アップルの創業者 スティーブ・ジョブズの遍歴を描いている.

重いタッチではなく,軽いタッチなので,電車の中などで読むのに向く.

 

スティーブ・ジョブスの「才能を集める資質」「妥協を許さない」といったところは,

確かにappleの製品開発への執着を象徴しているとおもえた.

 

意外だったのは,僕がスティーブ・ジョブズのやり方に,

かなり共感を持ったことだ.

いい物をつくるには組織は少人数でなければならない.

これからのスピード社会,知識社会ではより効いてくことだとおもう.

 

ビジネス成功者の物語で,共感できないことは多いが,

スティーブ・ジョブズはロールモデルになるのかもしれないな,と思ったのである.

 

アップル製品をちょっとは好きになろうと思った.

# って,大学で学生用にとか結構買ってしまっているけど,,,

353「モーセと一神教」

2011-02-22  (tue)|カテゴリー:コメント:3

 

フロイト最晩年の著作

 

精神分析を構築した巨人フロイトが,自分のルーツである,ユダヤ,ユダヤ教と

その根源に位置するモーセについて様々な証拠をもとにその謎に迫る.

 

なぜ一神教が現われたのか?

モーセはどのように実在したか?

 

本書を読んで,回りくどい言い回しに,いらっと来る人もいるかもしれないが

僕はカナリ面白かった.

 

このような歴史に対する議論はフロイトの専門と一般に言われる精神分析ではない.

しかし,フロイトはそれを十分に知りながら,かなり徹底した文献調査の上で

可能な限り厳密に及び大胆に自説を展開する.

もちろん,証拠が十分に得られない,このような議論は完全に論理的にはなりえない.

故にフロイトの議論の進め方は非常に慎重だ.

しかし,慎重になるだけでは,何も引き出されないことも知っている.

故に,しばしば,大胆だ.

 

このバランス感覚と,論理展開に関するセンスが

「やっぱり,フロイトは頭いいな・・・・」

と,単純に感心させられた.

好きな過去の知の巨人なので,読んでいて,そのあたりもうれしかった.

 

また,宗教の根源に触れるわけだが,

その議論に,もう,言わずもがなで,「宗教は心理学的な産物」ということを

当然の事実のように,敷設しているように読めた.

# ユダヤ迫害期,カトリック教会に守られながらも,このような事を言ってしまえるところがすごい...

 

僕の好きな学者にはユダヤの偉人がなぜか多い.

多神教がしみこんだ日本の文化でアイデンティティを形成しながら

ユダヤ民族から発される普遍性のメッセージ,目に見えない物をモデル化する人々に共感する

自分のルーツはなんだろう?と思ったりもした.

 

目に見えない存在を大切にする,

ユダヤ教の偶像崇拝禁止は,大きな意味を持っているように思った.

 

結構おすすめします.

353「マネー力」

2011-02-21 (mon)|カテゴリー:コメント:0

書かれたのはもう二年前くらいだけど

特に状況は変わっていない気がする。

 

グローバルな視点を持って、資産運用をすべしということだが、

 

正直最近、ようやくグローバルな生き方、ということがわかってきた気がするので

面白くよんだ。

 

ラスト10%は大前氏の資産運用講座の宣伝なのでおいておくが、

日本がおかれている立場と、われわれが見につけるべき資産運用の考え方をといている。

 

なかで、おもしろいと 思った点を二点ほど。

 

アングロサクソン系の文化では、相続税がないらしいですね。意外です。

相続税は問題がおおいように思うが、なくすと生まれによる格差が定着しやすいとかいうのだが

逆にこれがあるせいで、住宅の問題などはややこしくなっている気がする。

 

あと、キーワードだなと思ったのは、

大企業に囲い込まれているんじゃなくて、

自分の手で人生を開拓しているひと

「ストリート・スマート」

これから、この概念がどんどん重要になる気がするんだ。

352「怒らない技術」

2011-02-20 (sun)|カテゴリー:コメント:3

新幹線の待ち時間でこんな本をかってしまいましたよ、、、、、

 

最近あまりに怒ってばかりいる気がして、だめだなぁとおもうわけです。

どーも、年末挟んで提出期限を守らない学生などに切れまくってしまって、

イライラしてばかりだったので、何とか抜け出したいと思ったわけです。

 

やっぱり、自分にニーズがあるときは、真剣に読んでしまいますね。

 

怒らない技術はいろいろあるけど、やっぱり究極は「怒らないこと」だと思われる。

つまり、怒るか怒らないかは、自分の判断の下にあるわけ。

今年はどちらかというと「ここは怒っておくトコロ」的な判断もしていたために、

どうも怒りがちになっていたけど、結果、悪循環におちいってしまったところがあるような気がする。

 

まぁ、これからおよび来年度は怒らないようにいきていこう。

 

 

この本のような内容は、専売特許ではなく、フランクリン・コヴィーはじめ多くの本で

語られている。

しかし、日常生活のなかでは忘れてしまうんですよ!!!

 

だから、こういう本は時々は読むのがいいな、と思いました。

351「誰も書けなかった日本のタブー」

2011-02-19 (sat)|カテゴリー:コメント:0

ホントは 京都の タブーを探していたんだけど、

キヨスクで目にとまったので読んでみた。

 

週刊誌とかで時々ある、裏情報みたいなのの集大成といったかんじだろうか?

PRIDE打ち切りの裏幕や、暴力団とFBIの交渉など、

ひとねたひとねた が個別に面白いかんじ。

 

各章個別に異なる筆者がかいているので~。

 

ただ、中にはタブーというか「トリビア」的なものもおおく、

特に表紙からつたわってくる「ひぃぃぃぃーーーー」

的なタブーは、それほど多くなかった気もした。

350「人材育成の教科書」

2011-01-30 (sun)|カテゴリー:コメント:0

研究室の初期教育とかに やくだつかなー.

と思って読んでみた.

及び,かるい自己啓発目的.

 

経験を交えつつ,具体的に新人教育制度について書いてあるのだが,

どっちかというと,ホント,新人教育制度構築にかかわれる

人事部の人向けな感じだろうか?

 

その立場になったら,再読しよう. と思った.

# 個人的にはあまりなる可能性ナイケド・・・

 

そういう,立場の方はご一読されてみては?

349「脳のなかの幽霊,ふたたび」

2011-01-29 (sat)|カテゴリー:コメント:0

 

ラマチャンドランの名著「脳のなかの幽霊」の続編.

 

で,僕はその名著を読んでないんですが・・・

 

自己や芸術という問題.

そして,科学的に一見,非常識におもえる,

幻覚や妄想のようなものが,どのように,神経科学とむすびついているか,

 

ラマチャンドランのあやしげ(?)な世界に引きずり込んでくれる.

 

けっこう,読みやすい本.

入門にいいかな?

 

多分,一作目の方が力作なんだろう.

読まねば・・・.

348「目立つ力」

2010-12-30 (thu)|カテゴリー:コメント:0

 

一年前くらいにでた本ですね.

カツマーブームって,もう終わってきたのでしょうか?

 

さてさて,

本書をひとことでいうと,

「個人ブログでサクセスする方法!」

的なハウツー本なかんじです.

 

前半では,今の世の中が発信のコストが下がって,

個人でも目立てる時代になっていると,,,,

そしてそれがつながりを作っていく.

 

まさに,その論はいいと思う.

「目立つのは目的じゃないが,目立つことで道が開ける」

的な論があり,そのあとは

「ブログを書こう!」

という流れになって,アクセスアップの方法とかネタ探しの方法など

個人ブログ ハウツー本のようになっていく.

 

サブタイトルが 「インターネットで人生を変える方法」

だから 方法=ハウツー ということで間違っていないのだが,

個人的に「目立つ力」というタイトルから,期待した深みはなかった感じだったのが残念.

 

しかし,勝間和代氏は,コンサル的で「ベタな横文字がほんとに

すきだなー.」と思いますネ.そこかしこに縦書きで横文字www!

 

+アルファで何か,メタなレベルで現代を切り取っているかというと

そういう論は無いので,尖っている人にはちょっと物足りない一冊かもしれません.

 

勝間和代やその他のアルファブロガーファンなら,ちょっと,その裏側が見えるのが楽しいところかな?

 

ちなみに ノマドワーカー @akipponn さんが読まれたあとに頂いて読んだんです,そにある彼女の

「そうは思わない」「これは無理・・・」

的なコメントが,むしろ面白かった.

ソーシャルリーディングをしてみた感じです.

 

とりあえず,読後感報告まで.

347「記号と再帰」記号論の形式・プログラムの必然

2010-12-29 (wed)|カテゴリー:コメント:0

 

さて,2010年は理系・情報系の研究者が記号論にかかわる挑戦的な本を立て続けに出版したメモリアルな年であろう.

一つが「コミュニケーションするロボットは創れるか―記号創発システムへの構成論的アプローチ」谷口忠大(3月発売) であり,もう一冊が「記号と再帰 記号論の形式,プログラムの必然」田中久美子(6月発売)である.

 

とかいう文章だれか書いてくれないかなぁ・・・.

ロボカップにかかわられたりしていて,領域的にも近い感じのある先生だ.

とはいえ,シンボルグラウンディング問題に関わる記号の意味付けについて挑戦的に議論したボクの著書とは,内容的には「直交」しているといってもいいくらいかもしれない.

 

Semioticaなど,一流の記号論系の雑誌に発表した内容を,英語で出版した後に,日本語で出版したという本.

 

ざくっと言えば,「プログラミング言語の記号論」だ.

プログラミング言語の諸相を軸にしながら,記号論的な議論を展開する.

プログラミング言語の応用というよりは,プログラミング言語を哲学している感じだ.

故に,自然言語における身体をとおした意味の問題などには,よらず,まさに「レター・文字」としての「記号」を徹底的に論じている感がある.

 

パースの三項的な記号とソシュールの二項的な記号について,対比して論じており,解釈項,サイン(表意体),対象がシニフィアン,シニフェが同対応するか,などという議論も盛んになされる.

しかし,そこでは,記号とはある意味で離散的な表象,ラベルといういみでの記号として捉える傾向があり,ボクの記号理解の要点からはかなりずれるかんじはあるなぁと思った.

 

書かれていることはわかるのだが,本書をとおして,なんの問題が解きほぐされたのか・・・.よくわからなかった.

西垣通先生 が「機械情報」 or other information な文脈で本書をどのように評するのか聞いてみたい気がとてもしました.

 

そういう意味でも,哲学的な一冊であった.

346「つながる脳」

2010-12-29 (wed)|カテゴリー:コメント:1

 

理研の藤井先生によるサルの脳計測をつうじた社会性研究についての本.

研究そのものというよりも,藤井先生自身の研究ライフについて書かれている本といっていいだろう.

海外でのポスドク研究者事情や,脳研究でどういうことを実際に苦心してやっているのかという第一人称での記述がおもしろい.

 

ただ,著者自身がのべているように,

脳科学を通してどれだけ人間の社会性が明らかになったかというと

そこに明確な答えは見出されていないのが現状であろう.

 

萌芽的な領域であるがゆえに,手探りが続く.

 

研究者のビビッドな生活を見てみたい人におすすめの本だ.

逆に,知的好奇心からあらたな「知識」を得たい人に向けた本ではないといったところだろうか.

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