303 アルビン・トフラー「生産消費者」の時代
日本放送出版協会
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生産消費者があふれている。
未来
始めに言っておくと,
とりあえず「富の未来」をよみましょう.
アルビン・トフラーは未来学者なんていわれるけれど
情報化社会なんてことばを始めに言ったひとだとか.
第三の波,生産消費者という言葉も彼の言
この本は,NHK「未来への提言」 という番組を書籍化したものだが
経済評論家 田中直毅氏 と アルビン・トフラーの対談形式で
進んでいく.
内容的には富の未来で記述されることを,再度語った形だが,
時間を経て,2006年現在の状況から読み解いているので,日本の政策に対する
トフラーの考えも分かって面白い.
アルビン・トフラーの考えを折に触れて 参照するのは,
特に私達 情報学人材,知識労働者にとっては重要だと思う.
第三の波によってやってくる社会は,規模の経済からスピードの経済へと移行する.
スケールメリットの崩壊は,社会構造自体を変化させるのだが,
今の時代を動かす,高年齢層の多くは,多分その感覚に気づいておらず,
もしくは,気づいても行動として反映できず,今も,スケールメリットを追い求め,
企業統合,大企業化に対して無批判の信任を与えている気がする.
いや,これは,就職活動を行なう若年層も同じだ.
もちろん,いつの時代も一定のバランスで一次産業,二次産業,などは残るので,
そこではある種のスケールメリットは残り続ける.
# しかし,それも生産の技術に依存するので,なんともいえないが・・・
本書は,アルビン・トフラーをしらない人が,ちょっと読んでみるにはいいかもしれないほんである.
とはいえ,
個人的には,いきなり「富の未来」を読むことをオススメするが.
講談社
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