366「ポジティブチェンジ」
2011-05-01 (sun)|カテゴリー:|
うーん.
ちょっと,分かりにくい内容でした.
ヒューマンバリュー社がだす,ファシリテーションのシリーズなのです.
363「フューチャーサーチ ~利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法~」362「オープン・スペース・テクノロジー ~5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション~」
の方が私的には分かりやすかった.AI はアプリエイシティブ・インクワイアリーの略で相手を認めながら質問するような手法のこと.コーチングみたいな,話なのですが,それを軸に据えながら,組織を改善する手法について語られています.
しかしながら,この本を読めば,その知識に基づいて ファシリテーションが行えるマニュアル・教科書なのかと言えば,それはちょっと無理っぽい.
むしろ,AIのアプローチの宣伝のような,キライをうけました.
読み手がどうファシリテーションすればいいのか?どういう企画をたてればいいのか?を学ぶのは少し難しいでしょう.
オープンスペーステクノロジーは,まだ,「こういうふうにやればいいのかな?」というのがわかるのですが,こっちは厳しいように思いました.
また,横文字の誤用がすごく多く,不必要に,分かりにくくなってしまっているようなところも見受けられました.
コミュニケーションの場づくりの手法は自分でも研究していて語るのが難しいのはわかるのだが,もう少し,開催者にとって分かりやすい物になっていればよかったのにとおもう.