[387]〈時と場〉の変容―「サイバー都市」は存在するか?
2012-04-25 (wed)|カテゴリー:|
言葉がいろいろ難しく,あまり読みやすくは無かったですが,
風景や景観という ものを 対象にしています.
都市というメディアが何であるのか,
鉄道や自動車でどう 風景が変わったか,また,生まれてきたか,
インターネット,ヴァーチャルリアリティで さらにどうかわるか.
景色というものも,それを見る主体側の解釈システムで全く異なるものになる
そこで生まれてきたのが,風景であり景観である.
「サイバー都市」は実在するか? というサブタイトルが良いのかどうかは微妙.
# 答えはNOとおっしゃっています.
タイトルも,サブタイトルも本書の一章づつからとられている.
ユクスキュルへの言及もあり,世界を記号的に見ている私達の 風景や景観というものへの
視線が artificial であることを,認識する上では良い本ではないかと思います.
ただ,同じ内容の事は,もう少し,読みやすく,平易な言葉でかけたのでは無いかと思う・・・・.