[396]ラカン (ちくま学芸文庫)
2012-08-20 (mon)|カテゴリー:|
BEGINNERSシリーズという,半分マンガみたいな入門書の文庫版です.
記号創発システムについて考えるときに,他者としての記号系を考えないといけない.
ラカン思想には大文字の他者という概念がある.
また,他者と言語を通して分かり合えないことを前提として精神分析の議論を
おこなったラカンは,記号創発システムの議論において重要になってくるはずと
おもって,ラカン再訪を始めた.
その一冊目.
マンガみたいなかんじで読めるのがウリのはずのBEGINNERSシリーズなのですが,
文字数多すぎでしょう......
その割に,文章での説明がそんなにしっかりしていないので,
ちょっと苦戦しました.
まぁ,BEGINNERSシリーズ全てに言えることですが,ざらっとイメージを持つには良いのではないかと.