310 海洋国家日本の構想
2010-06-17 (thu)|カテゴリー:|
海洋国家日本の構想 (中公クラシックス)
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高坂 正堯
中央公論新社
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国家ビジョンが不透明ないまこそ読むべき「理念を実現するための手段を選択する上での現実主義」者による日本外交論ご存命であれば、、、、
一度は読みたい一冊
東洋の離れ座敷の平和と繁栄論
ふっちーくんに薦められたので,読んでみました.
1965年, はや40年以上まえに書かれた本であるというのに
いささか色あせない,論理性,洞察.
原爆の抑止力を分析した上で,
通常兵器の価値も存在する事を指摘している.
それは,現状の動きをみれば当っているだろう.
そして,未来のこととして
・ 核では抑止できないゲリラ型の先頭,テロの活発化
・ 日本が後に台頭する中国と,アメリカの間で板挟みになる.
という,ふうな指摘をしている.
まさに・・・・.
エッセンスを書くのは,ちょっと難しいので,
是非読んで戴きたいところだ.
右翼本的な,軍隊イメージもそれほどなく, あくまで,論理的な思考から
適切な軍備と,そこから平和に至るシナリオを議論しているのが面白かった.
一つ目の章の名前にあるように
まさに
「現実主義者の平和論」