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305 都市経済学(シリーズ・新エコノミクス)

2010-06-05 (sat)|カテゴリー:

都市経済学 (シリーズ・新エコノミクス)
山崎 福寿 浅田 義久
日本評論社
売り上げランキング: 210294
おすすめ度の平均: 5.0
5 都市における規制のメリット・デメリットを分析

 

 

都市,まちづくり関連で最近いろんな議論をするようになって,

いろんなアプローチがあるわけなんだが,

 

で,「都市経済学」というと,どういうアプローチの研究になるのか?

ということで,買って読んでみた.

 

基本的には一般均衡分析をいろんな,問題にあてはめて,議論する.

特に地価とか,住宅補助とか,密集の効果とか,

 

こういうのは,数理モデルとして,シンプルな一般均衡分析,つまり

需要曲線,供給曲線の動きで大体のものを表現しようとするアプローチ

を用いて,

一方で,実際のデータを表現できるか検討しながらすすめる.

 

実際の数値にバチコーンと合うことは,なかなか開放系である

経済システムではいかないんですが,

 

傾向というか,理解の枠組みとして,便利な道具である.

 

実データ話で言うと,

一人あたりの居住空間って,戦後,現在まで,都市部でも地方でも,ほぼ純増

しているんですね. 文化のアメリカ化の影響だろうか??

 

あと,農地補助,住宅補助とか,容積率規制とかが,

ことごとく,経済学的な帰結とは,逆方向の施策であることを,なかなか厳しく糾弾していて

それが面白かった.

 

セーフティーネットや,所得の再分配は必要な面もあるが,

「なんで,敢えて住宅消費に縛る形で,再分配するんだ!?食につかう人は食につかえばいーじゃない?」

的な指摘など,なるほど, と思わせる指摘も多く面白かった.

 

一般均衡分析ではいつも思うんだけど,どうしても

均衡状態ではなくて,時間方向の動態がみたいなぁと思ってしまう.

自分はマルチエージェントシミュレーションなんかでこのあたりを表現したりするんだが,

業界的には,どうなんでしょうね?

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