[377]面白いほどよくわかるローマ帝国―巨大帝国の栄光と衰亡の歴史
パックス・アメリカーノ が パックス・ロマーナと同じ,というか後追いだ とかいう
記述を見て, がぜん ローマ帝国に興味を持った.
大統領制みたいなものが,ローマにもあってより徹底されていたとか・・・
とおもって,こういうわかりやすい雑学シリーズから入ってみた.
ちなみに,私は中高時代からほとんど世界史を勉強できておらず(日本史一択できたので・・)
知識はほんとに高1レベル.
上記のような目的は果たせなかったのだが,ローマ帝国の長い歴史を俯瞰出来ました.
ローマ帝国というと,とても,安定して長期生き抜いた帝国のようなイメージがあったが
日本史的なイメージからは想像できない,大陸ならではの激烈なヒストリーがあったんですね.
皇帝の時代には,なんと,暗殺の多いことか・・・・. 基本,皇帝って暗殺で死んでるんじゃないの?
と,日本史では考えられないエグさ.
そして,女性陣が裏切ることの多さ.
なんとなく,こういうヒストリーを聞いて西洋の人は育つのかなぁ とか 思ったり.
そういえば,ギリシャ神話も穏やかじゃないよね.
ローマはギリシャから派生した存在で,ローマ単独での神話を持っているわけじゃない.
ローマって,一つの国の連続した歴史というよりかは,その中で何度となく政権転覆がおこっている.
こういうことを考えると,外から見たら,日本はローマに負けず長い歴史をもつ,国なのだなぁと
思った.
いまひとつ,パックス・ロマーナ = パックス・アメリカーナ という図式は見えなかったので,
そのあたりは,別の本をあたりましょうか,
日本では弥生時代だった この時代から本当に多くの政治制度が あったのだなぁと思いました.
政治制度の進化って本当に難しいね.