381千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成
2011-07-21 (thu)|カテゴリー:|
千代田図書館について元館長が書いた本.
千代田図書館というのは,千代田区にある公共図書館で
かなり先進的なとりくみのある図書館らしい(いったことないけど)
どういういきさつで,千代田図書館という革新的な図書館が生まれたかが
元館長の手でかかれている.
ただ,組織内の対立とか,予算の話とか,
うまくいかなかった話,
その時に自分がこういったからうまく行った.
「非常勤の司書はわかってない」
みたいな,比較的自分の視点中心軸の記述が多く,
公共図書館の未来に対する哲学やヴィジョンを期待して読んだ僕といしては
ちょっと物足りなかった.
文章的にも,ちょっと行政(官僚)や政治の人が書く文章の雰囲気が出ているように思いました.
千代田図書館がどのような図書館なのかは,けっきょく足で行って確かめるしかないわけだが,
さらにその先に,図書館の未来像があるようにおもえた.