322 知性の限界
2010-07-20 (tue)|カテゴリー:|
知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
posted with amazlet at 10.07.20
高橋 昌一郎
講談社
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盛り沢山でお買い得 このようなシンポジウムがリアルであったならば、 絶対に行く!!
本当に予備知識なしに「現代の科学、哲学、論理学」がわかります
哲学の世界の深淵さを感じる
多様な哲学的思索のモザイク
タイトルをみれば何となくわかるわけだが,
320 で紹介した「理性の限界」の続編である.
理性の限界では,不決定性定理,不完全性定理,不確実性原理などが紹介されたが,本書ではそれ以外の限界ネタといったところか.
とはいえ,僕自身の課題とも重なっておもしろかったは
言語の限界.
むかしよく触れていた,論理実証主義や哲学での諸問題を振り返る意味で,とてもよかった.
# 僕の立場はかなりクリアになっておりますが.
ウィトゲンシュタインの前期,後期についてきちんと触れられているのもよかった.
その中で,僕の知らなかった思想家の話があった.
ファイヤアーベント
知のアナーキズム!?
科学も宗教も権力争い(?)として同等,とか,そんな感じの議論をしてる哲学者らしい.興味深い!