[358] Python入門
機械学習の数値計算をやるのに「いい,いい」と聞いていたpythonですが,
ようやく,手を出して読みました.
いままで C++ でCpplapackを使って行列計算するのをデフォルトにしていましたが,
やはり,もとがCということもあり,なにかとプロトタイピング的なことには向かず
コーディングするときに
「よっこらしょ・・・」
と,腰をあげないといけない感がありました.
とりあえず,入門書一読とよんでみたところ,
すばらしいことがよくわかりました.
また,関数型プログラミングとの接点も濃厚で,
とてもよいかんじですね.
Rubyを勉強したときに「日本語的な文法だなー.わかりやすい.」と思いましたが
一方で Pythonは「英語的(数学的)な文法だなー.わかりやすい.」と思いました.
numpy,scipy,matplotlib の存在もありますが,
僕がモットーにしたい,
「ソースコードが数式の見た目に近くなる.」
ということについて,かなりいい環境なのではないかとおもいました.
行列計算についてはすでにlapackがラッパされているために,scriptですが,計算速度にそこまで弱点がないと思われることも,かなり魅力的でしょう.
この本,自体については すべてのスクリプトがちゃんと載っていて
例をおいながら,ざーーーーっと 学んでいくにはいいとおもいます.
すくなくとも,僕らのような,すでにいくつかの言語をやっていて,
その上で,という人の場合は,このくらいのものをザーッと見ていくのがいいのではないでしょうか?
基本的には昨日の帰路,と今日の往路の 電車とバスの中で読みました.
実装などはこれからです.お世話になると思います.