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[359]政治家の殺し方

2011-12-09 (fri)|カテゴリー:

たかじんのそこまで言って委員会で紹介されていたので興味を持って買った.

前・横浜市長 中田さんの「吐露」といったところ.

 

政治家を殺すには,凶器は必要ない,デマと根拠に基づかない報道で殺せる.

右翼,風俗,公務員,建設利権,,,,,

行政としてメスをいれようと,暗部の蓋をあけると,攻撃が襲ってくる.

 

火のないところに煙は立たぬ というが,

火のないところに煙を立てるの がこのやり口らしい.

 

なんとなくわかる.

 

しかも,みんなは,「火のないところに煙は立たぬ」というフレーズを知っているために

デマだと言われても,「なにかあるのではないか」とおもう.

 

絶対に自分が正しいとわかる裁判でも,ガセネタベースで訴えられれば対応しないといけない.

 

本書で一貫して語られるのは

「地方自治の場には,利権を守るために,火のないところに煙をたてて,政治家を殺す 可能性が常にある.

自浄作用は機能していない.」

というようなところだ.

 

こんなことに時間をとられる,市長という役職は悲しい.

本書では,財政再建と規律違反の矯正と

それに対する,攻撃という図式が一貫してある.

 

考えてみると,本当に クリエイティブではないなー.

 

いろいろ眺めていると,地方自治の現状制度って細々欠陥がある.

結局,いろんな減少は諸制度から創発的に起きている.

たとえば,市議の選挙区を小選挙区にするとかも考えるべきじゃないかなぁ

と思ったりもしました.

 

我々が持つべきリテラシーは

「スキャンダルを書き立てる週刊誌に興味をもっちゃダメ」

ってことかしら.

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