304 ロボットのおへそ
丸善
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私もお世話になっております,稲邑先生の本
瀬名秀明氏との対談で始まる.
二人は,社会的知能発生学研究会で御一緒されているので,
あるいみ身内のトークな雰囲気.
ロボットのおへそ って書いてあってなんのこっちゃろ?
とおもうんですが,
今のロボットに足りないキモの部分を おへそ といっているような・・・.
ちょっと,ポップすぎる気がしますが・・.(-_-;;;)
具体的にはロボットに
「ちょっとそれとって」
と言った時に,それがなにかわかるような,コミュニケーション能力のよう.
新書形式で,あるのですが,
稲邑先生のこれまでのお仕事がサマリーとして,よくまとまっていて,
ご本人を存じ上げてはいるが,その一つ一つの仕事を裏でささえる
ストーリーというのは,存じ上げなかったので,
そういう視点から,面白かった.
ある種の研究者ライフストーリーであるが,こういうライフストーリーは
超有名な研究者が老後にかかれたするぶんには,よくあるが
若手研究者が書くのは珍しいように思える.
しかし,つながりにする事でみえる事もあるとおもう.
その意味では,ロボット,知能を志す大学院生とかが読むといいのかなぁ.
あと,当時の井上・稲葉研の雰囲気がつたわってきて面白かった.
ちなみに,模倣学習やインタラクションをつうじて,ロボットに教示を行なったり,
動作獲得,ナビゲーションなどを行なわせる研究を展開されています.
詳しくは本書で??