307 泣き虫ハァちゃん
新潮社
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子供に帰る、そして繋ぐ
真実の河合隼雄
河合先生の子ども時代にタイムスリップ
河合先生の少年時代の原風景
フィクションらしいが,河合隼雄先生の幼少時代をつづった
もの.
なんか,ちびまるこちゃん みたいな感じ.
ユング心理学の日本での大家であり,精力的な執筆活動などを
された,河合先生の幼少期,そのパーソナリティがのぞき見られる.
好奇心旺盛な子供を持つ父となり,自分と重ね合わせるより,
子供と重ね合わせながら読んだ.
一度もお会いしたことは無いが,私は河合隼雄先生から多大な影響を受けている.
母が,大学時代に河合隼雄先生に師事したこともあり,
小さな頃から家の母の本棚に,「こどもの宇宙」など河合先生の著作が並んでいた.
中学生や高校生のころから,勝手にこれを読んで.子供の教育について考えていた.
学校で得意な科目は数学で,完全な理系ッコだったのだが,
多分,「心理学」に対する関心は,このころからあった.
しかも,僕の関心のコアは知覚心理学や,認知心理学ではなく,
ユング,フロイト,ラカンなどの深層心理学,精神分析的なものだ.
これらと知能研究が交わる日はいつのことになるのか・・・.
だから,僕が知能研究の中で「感覚・運動」「認知」「記憶」なんて心理学ワードをつかっていても
心の中には,ずっと,満たされないものがあるわけで・・・.
エスってなんだ,とか,ラカンのいう「大文字の他者が~」みたいなことを
本気で構成論的に取り組みたいと思っている自分が,どこかにいるわけで.
まぁ,とくに本書はそういう内容ではないのですが(爆)
心理学という,一番私達に身近な,というか,内部な研究に携わる人間というのは
幼少期から存在するパーソナリティに,なにかその根源がある気がする.
というわけで,なんとなーく,河合先生のパーソナリティに浸れた一冊でした.
ちびまるこちゃん的読み物として普通に読む分にも可
BagssjpMum 2024-03-06 (wed)
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