[414]なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか
それなりに,知っている人間にとっては,そんなにニューなことは書いてない
ようなところはあるが,
いかに日本がペリー来航以来,必死で駆け上がって,植民地帝国主義に対抗しようと
してきたか.
それでも及ばず,最終的にはルーズベルトにハメられて,
敗れ去ったか.
そういう,流れを知っても居ない 多くの人々には読んでおいてもらいたいですね.
どこまで,この考え方に乗るかどうかは,自分で決めればいい.
日本のこの200年をどう解釈するかには,幾つかの立場があると思うが,
多くの人が偏った見方で,断片的に続かれた「教科書」でしか勉強していないし,
もはや洗脳の域の歴史観で漠然と生きている.
それは,とても怖いことだと思います.
太平洋戦争(大東亜戦争?)を反省する立場は,当然にしてあっていいわけだけど,
その失敗を再び犯さないために「とるべき方策」は多角的な反省からしか望めないわけです.
教養ある人は当然にして知っていることではあるが,
日本の真珠湾攻撃へ至る道への前にはアメリカによる「石油禁輸措置」があった.
この,非常に重要なピースを知らない人間の方が,多いんじゃないだろうか?
原発の問題でも,当然にして,これらの過去の反省と紐付けて考えるべきだと思いますけどね.
平和を希求する心は当然にして大事で,
それと同時に他国が悪辣な行動を始めた時でも,
毅然と平和を維持するための食料と一次エネルギーの確保は絶対に重要なのです.
それを学んだはずなのにね.
# 実際にはあとは防衛力ね(交渉力とも言えますが).
おっとっと,もはや,書評とかとはかけ離れてきた.
まぁ,結構,いざこざ(?)も起こしている著者なので,なんなのですが,
左側から見た歴史と,右側から見た歴史は,バランスよく見て,自分の考えをもつべきなので,
その一つの視点を育てる意味で,読んでみて欲しい本だと思います.