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379「ラディカル構成主義」

2011-07-18 (mon)|カテゴリー:

グレイザースフェルトの radical constructivism の邦訳 by 橋本渉先生

気になって洋書で泣く泣くよんでいたので,邦訳はうれしい.

 

Constructivism = 構成主義

僕の著書 「コミュニケーションするロボットは作れるか 記号創発システムへの構成論的アプローチ」

コミュニケーションするロボットは創れるか―記号創発システムへの構成論的アプローチ (叢書コムニス13)

でも触れている概念.

 

ピアジェの発生的認識論やマトゥラナ,ヴァレラのオートポイエーシスなどが,この文脈にのる.

僕としては これ以外考えようがない と思うくらいの常識的な世界理解なのだが,

世の中としては(特に西洋哲学の伝統?)マイナーだ.

 

世界の認識は,発達や主体の適応をとうして構成されるという考え方.

 

ピアジェは発達段階説が重要な,発達心理学者ではなく,

シェマモデルなどを通じて,西洋伝統的な認識論の変更を迫った,と捉える.

というか,それが革新的.

 

それを,構成論的アプローチと交えながら,社会におけるコミュニケーションの構成まで

計算論的方法でのモデリングを進めて,記号系のミクロマクロループの形成まで

とらえたい というのが,僕が書いた 記号創発システム論

 

そのベースにあるのは,やはり,まさにラディカル構成主義的な考え方だ.

 

ラディカル構成主義は,僕の理解ではピアジェのの再解釈である.

再解釈というか,「原点に戻る」だけの事だ.

 

認識を発生的にとらえるピアジェの視座を取り戻せ.ということだ.

 

本書は,構成主義とは何か?そして,西洋思想の哲学の中でそれをどう位置づけるのか?

ということを振り返りたい時にやくにたつ一冊だろう.

 

ラディカル構成主義は特別なことではない.

もはや普通のことであるべきだ.

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