292 Google英文ライティング:英語がどんどん書けるようになる本
講談社インターナショナル
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WEB上は言語情報が満ちあふれている.
現代の自然言語処理の隆盛は,WEB上の大量の文字コンテンツに負うところが
大きい.
しかし,この「情報」は機械学習屋さんだけのためのものだろうか?
n-gram統計情報として扱って,そこから言語知識を得ることはできるが,
もっと,個別事例単位でも,価値はあるはずだ.
と,,,,いう文脈では,書かれていないが,要はそういうこと.
普通に英語を書くときに,巨大な「用例データベース」として,WEBの情報を使いましょうということ.
正直書いてあるネタは二ネタ.
その1
“How to write English ”
のようにダブルクォーテーションで括れば,その記述したフレーズズバリが
どれだけあるかがわかる.
これの検索結果がどれだけあるかで,その用法がどれほどスタンダードなものなのか
わかるということだ.
その2
“How to * English”
のようにアスタリスクをはさめば,これが任意語として認識され,
How to ほにゃらら English
のほにゃららに入るいろんな用語をあててくれるのだ.
正直,書いてあるGoogleテクニックはこの二つ.
たしかに,この二つでも使いこなせば,いろいろアル!
で,後半になると,ネタが尽きたのか,結構ふつうの
英文ライティング本になってくる・・・
「三単現のsに気を付けよう!」
みたいな・・・
個人的には
「簡単なtyposは word にコピペしてチェック!」
みたいな PC上の英文ライティングノウハウも取り込んで欲しかったナー
まぁ,類書が少なく思うので,面白いと思うが,
もう少し,内容をリッチにして欲しかったと思う一冊でした~