277 アイデアは考えるな。
日経BP社
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この一冊でお腹いっぱい!
アイデアを沢山出す→楽しく働ける→面白がり屋になれる
ポジティブな言葉と思想
ずっと考えていたことの答えが書いてありました。
タイトルが良くないかもしんない.
「アイデアはおそれずにガンガンだそう!楽しもう!」
ってな方向であり,アイデアを考えるなってことじゃないです.
アイデアを「深く考えすぎるな」っていうコト
ビジネス書というか,すげーポジティブなメッセージソングです.
いろいろな自己啓発本・ビジネス書があるが,
濃縮すると基本は「閉じこもらない!」「ポジティブに!」「主体的に!」
というあたりは共通項.
なぜそうすべきか? それから,そうしようぜ!っていうのは本によって違うんだけど
心構えは共通している場合が多い.
あと,スーパー経営者の言う自己啓発,自己管理は あまりにすごすぎて
真似できない事がおおいので,そのなかで上の3つくらいなら未だ出来る.
本書は 面白法人カヤック というムダにハードルを上げている名前の会社の社長
柳沢氏の著作.
カヤックはネットサービスをはじめ,WEB開発などで,新規サービスを 面白アイデアを
種に どんどん 生み出して言っている会社.
そのアイデアの源泉はブレストにあるし,また,それを支える彼の生き様にある.
まず,第一に書いているのが
「とりあえず,乗っかってみる.」
ブレストの基本にも通底するところですが,
たとえば,それほど親しく無い人の結婚式に誘われたらどうするか?
「とりあえず,行ってみる」
というのが大切.
そこから,何か発見があるかもしれないし,出会いがあるかも知れない.
さらに,そこから「あの人誘ったら喜んできてくれるから,じゃあ,誘おうっと」
となる.
行かなければ何も起きないだけなのだ.
目の前のタスクをおもしろがる.
自己暗示でも構わないので,「面白い!」って口にして取り組むのだ.
これは,よく分かる.面白い っていってたら,なんとなくその気になってくる.
また,他の人から見て「楽しそうな人」と「つまらなそう,しんどそうな人」では
声のかけやすさが違う.
まず,自分が楽しむこと, それが輪を広げるのだ!
「好況よし,不況なおよし」
とは松下幸之助の言葉.
「困難を楽しめ!」ってことだ.
# 幸之助の言葉は,困難を楽しめ以上の,経済学的な意味があるが・・
アイデアをだす方法として
具体的なブレストのノウハウも載っている.
かんたんな本ですが,個人的にオススメです.
カヤック開発の一人ブレスト用アプリ “Lonely Idea”