[382]「お手本の国」のウソ
2012-04-15 (sun)|カテゴリー:|
目次を見たら大体わかってくる・・・・
はじめに・「少子化対策」という蜃気楼—-フランス
・"世界の教育大国"に「フィンランド・メソッド」はありません—-フィンランド
・「第三極」にふり回された二大政党制お家元—-イギリス
・私なら絶対に選ばない陪審裁判—-アメリカ
・自然保護大国の「破壊と絶滅」の過去—-ニュージーランド
・「ヒトラー展」に27万人、ドイツ人と戦争責任—-ドイツ
・財政危機、それでも食べていける観光立国—-ギリシャ
各国に在住している日本人のライターが
よく日本でいわれている 海外の事情を 教えてくれる.
個人的には フィンランド・メソッド が如何に,フィンランド本国では存在しないものであるか?
フランスの少子化対策がいかに意識されていないか?
陪審裁判がいかにひどい(?)か?
というあたりが,面白かった.
ただ,読む前に思っていたよりは,「過激」じゃあ.なかったなー と思います.
どうも,書かれているライターさんが皆,その国に住んでられることもあって,どうも,その国に対する愛情が基本的には筆のベースに流れている気がしました.
この本を引用して書かれている本のほうがナンボか過激でした・・・・.
比較文化論じゃないけど,ちょっと,各国の実情を覗き見してみるには,良い本かな.