[357]世界基準の「いい家」を建てる
2011-11-23 (wed)|カテゴリー:|
ヨーロッパで本場のエコ住宅について学び,仕事をし,
それを日本にもってきているかんじ.
エネルギーをどれだけ消費するかを 住宅性能としてかんがえ
CO2排出量の少ない家を提案する.
あらすじも語らずに私見にはいりますが,
やはり,EU基準を世界基準として,おなじ視点で日本の建築をぎろんしても
いかがなものかとおもった.
高気密にするのだが,しかし,江戸時代以前の日本家屋はゼロ・エミッションだったわけで.
日本のように湿度の高く,夏は蒸し暑い国は,やはり,暑さ寒さを受け流すような
考え方,生き方が必要なのではないか?とおもったりするのだが,
そのあたりと絡んでくるんだろうか
など,都市や風土に関わることで,欧米を有りがたがって輸入するとロクなことがないと
勝手に思いだしているせいもあるのですが,
本書で述べられていることは,やはり,そういう欧米化路線にあるようにおもう.
「家」というのは,ほんとうにいろんな意味がある.
その中で,世界基準というのが果たしてどうなのか,とも思うし,
本書であつかうCO2排出量を住宅作りのコアにすえられるのかどうかは,疑問だったりした.
住宅とCO2の関係について考えている人はよんでみてください.
ふっち 2011-11-23 (wed)
大正の関東大震災のときに起こった、西洋建築物の全倒壊に対する当時の日本人と同じですねー。
その土地に合ったものというのはあらゆるモノに対しても言えますね。