291 夢をかなえるゾウ
飛鳥新社
売り上げランキング: 233
笑って泣ける、成功小説
大したことないなぁ^^;
ブレンドし、味付けが上手だったってことで
ありがとうございました。
一昨年にTVドラマにもなったので,ご存じの方も多いかと思う.
ゾウ役が○○○○で,個人的にはちょっとキツかった.
(いや,ヴィジュアル系のもんだいね・・・)
この本を僕に紹介してくれた,立命館の情報コミュニケーション学科のO先生も
本のなかのゾウと,あのドラマのイメージの間のギャップがでかかったという.
たしかに,NHK教育の はにまる様,や おかあさんと一緒 のじゃじゃまる,ぴっころ
など(あ,年代がばれる・・)のキャラクターよろしくなキュートな感じなのだ.
さて,本書は
いわゆるひとつの自己啓発本.
How to 本 というよりかは, What to be 本というべきだろうか?
自己啓発系には 社会心理学的な点から
「こういうふうに振る舞えば上手く見える,好印象をもたれる」
といった,小手先系から(How to 本)
「こうすれば,人格的に内側から改善される」
的な, どうなるべきか(What to be 本?)
に分かれる.
「7つの習慣」 のフランクリン・コヴィーなどは inside –out の法則などといって
内側からかわらなければ何も解決しないことを主張する.
本質的に,前者は商業主義的な臭いが強く,後者は道徳的な臭いがつよい.
本書は自己啓発の流れから言えば,後者のライトなかんじ.
しかし,inside-outというよりかは,行動から変えて行くことで,
「気づき」を通してじょじょに中を変えて行こうってコト.
たとえば,ゾウ=ガネーシャが薦める行動は
・ くつをみがく・
・ トイレ掃除をする.
・ プレゼントをしておどろかせる
などだ.
確かにこういう小さいことを積み重ねていくことで,少しずつかわっていくんだろうな-.
ちなみに,僕のクツはボロボロです.(・・・・反省)
この本の特徴は,そんな自己啓発な内容が,
ケーススタディとかじゃないくて,小説調になっていることでしょうか.
今から考えたら
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
は,
このノベル調のドラッカー版ということになるのかもしれない.
ライトなノベル調なので,さくっと読めます.
全て実践するのはなかなか気恥ずかしいけど,
ちょっとづつやっていけばいいんじゃないかなー と思う.
ちなみに,「寄付する」だけは,ちょっと抵抗がある.
>>その意味の詳しくは 「ジム・ロジャーズ世界大発見」 や「ネクストマーケット」
などに詳しい・・.寄付は途上国を幸せにしない・・・.