324 新・資本論 僕はお金の正体がわかった
2010-08-01 (sun)|カテゴリー:|
堀江 貴文
宝島社
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はじめに一言いっておくとマルクスの資本論とはなんの関係もありません。 本文でもほとーーーーんど触れません。
堀江氏は、なんだか一時のブームから検挙された後に空気の支配によって言論封殺を受けたキライがあるが、 彼の弁は 拝金主義でもなんでもなく、とても、理にかなっている面もおおいのは事実だ。
「こういう側面もあるよね?」 っていう、素朴な感覚をどんどん提起してしまう (アジェンダセッティング) それゆえに、人を逆なでする面があるのはたしかだろう。
本書の核は 「お金とは信用である」 ということをトクトクと説いてることにある。
その信用とはレバレッジのことではなくて、ほんとの「信用」というものにグラウンディングしているところがすごいことだ。 つまり「信用されるにたる人間になるのは第一で」 「それがあれば、お金は後からついてくる」ってこと。 自らへの教育、投資を怠ったら、貧乏になるってこと。 とても、自然でまっとうな議論だともう。
新書としては語りおろしで 荒い面もあるが、 こういう言論はどんどん メディアを通してもしてもらいたいなぁ とおもう。
教育上もとてもよいとおもう。
まぁ、ほりえもんは 批判の論理や議論や切り口が鮮やかなので ぜひ、もっと、発言の機会をもってほしいなぁと思うのだ。