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338 東京の副知事になってみたら

2010-10-23 (sat)|カテゴリー:

面白そうだな,読んでみたいなとおもっていたら,

縁あってご本人からサイン入りでいただきました.

ありがとうございます.m(_ _)m

早速読んでみた.

 

いきなりプロローグの文章が

「真下から仰ぐと新宿の超高層ビルの頂きは,大道具係がつくった映画の書割のような白い雲と青い空に縁取られている.・・・・」

と,いきなり文学的でビビった.

こういう新書系の本で,こういう文に出会うことはナカナカないので~.

なんか新鮮.さすが.

 

猪瀬さんが副知事になって,取り組んで来た様々な改革について書かれている.

水ビジネス,東京五輪招致,参議院議員宿舎の建設反対,

羽田空港のハブ化,夕張市への職員派遣など,

どのようにリーダーシップを発揮して,猪瀬さんが都政に貢献されてきたのか

よくわかる.

それぞれのポイントでいろいろ論点はあるんですが,それは読んでいただくとして・・・・(オイ)

 

 

個人的な感想としては,地方行政の視点から,チョイト.

 

ブログの中などでも折りに触れて僕の考えは書いているが,

各,地方自治体レベルでの活性化,主体性の維持,中央からの精神的,財源的

独立の方向が望ましいと思っているし,

各都市や地域のファスト風土化(マクドナルド化)はカナリ悲観的にならざるを得ない状況が続いている.Eコマースの衝撃は,さらに地方都市を焦土と化していく可能性を持っている.

 【コラム】 都市の空洞化から地上の空洞化へ ~ロードサイドビジネスの

 

まぁ,そういうこともあって,僕は生地京都を動かないんですが~.(日本にも多極が必要です.)# 一時留学などは除く.

感覚的には,どこの自治体や地域も同じような危機感を持っていると思うし,

また,身の重さも持っていると思う.

僕も行政自体は学問上の専門ではないし,その周縁的な研究についてコミットしているにすぎない.とはいえ,京都市の審議会に入って議論したり,まちづくりのワークショップなど取り組みなども,少しはしている.

 

そんな中で見える景色と,本書で書かれている猪瀬さんの目から見える風景の質的な違いが,興味を引いた.

 

つまり,それは東京都というものの,「巨大さ」であり.「中央との近さ」だ.

たとえば,村山祥栄さんが政令指定都市である京都市政の問題をつづった同和問題の新書では,京都というローカリティが大いに見えた.そこにはローカルとしての京都と,対置してグローバル(大域的というだけの意味ね)としての日本・中央の観念があり,その役割分担もクリアに見えた.(・・クリアというか,明らか.)

 241 京都・同和「裏」行政–現役市会議員が見た「虚構」と「真実」

 

しかし,なんだか東京都は国政に近いのだ.それは,究極的には地理的な近さに還元されるのだろうが,その見えの違いがなんとも興味を引いた.

 

メタな感想ですみません.

いいとかわるいとか,そういう事ではないですけどね.

 

相変わらず,書評でもなんでもなく,

関連して思ったことを書いているデスガ・・・・.

 

東京都のど真ん中にいながら,マスメディアの偏向報道と戦っているあたりも興味を引きました.

さてさて,都知事選も近づいているので,猪瀬さんの今後には,いろいろ注目ですね.

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