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303 アルビン・トフラー「生産消費者」の時代

2010-06-03 (thu)|カテゴリー:

アルビン・トフラー―「生産消費者」の時代 (NHK未来への提言)
アルビン トフラー 田中 直毅
日本放送出版協会
売り上げランキング: 118220
おすすめ度の平均: 3.5
1 これ一冊で理解するのは厳しい。
5 生産消費者があふれている。
4 未来

 

 

始めに言っておくと,

とりあえず「富の未来」をよみましょう.

<<過去のビブリオバトル紹介動画へのリンク>>

 

アルビン・トフラーは未来学者なんていわれるけれど

情報化社会なんてことばを始めに言ったひとだとか.

 

第三の波,生産消費者という言葉も彼の言

 

この本は,NHK「未来への提言」 という番組を書籍化したものだが

経済評論家 田中直毅氏 と アルビン・トフラーの対談形式で

進んでいく.

 

内容的には富の未来で記述されることを,再度語った形だが,

時間を経て,2006年現在の状況から読み解いているので,日本の政策に対する

トフラーの考えも分かって面白い.

 

アルビン・トフラーの考えを折に触れて 参照するのは,

特に私達 情報学人材,知識労働者にとっては重要だと思う.

 

第三の波によってやってくる社会は,規模の経済からスピードの経済へと移行する.

スケールメリットの崩壊は,社会構造自体を変化させるのだが,

今の時代を動かす,高年齢層の多くは,多分その感覚に気づいておらず,

もしくは,気づいても行動として反映できず,今も,スケールメリットを追い求め,

企業統合,大企業化に対して無批判の信任を与えている気がする.

 

いや,これは,就職活動を行なう若年層も同じだ.

 

もちろん,いつの時代も一定のバランスで一次産業,二次産業,などは残るので,

そこではある種のスケールメリットは残り続ける.

# しかし,それも生産の技術に依存するので,なんともいえないが・・・ 

 

本書は,アルビン・トフラーをしらない人が,ちょっと読んでみるにはいいかもしれないほんである.

 

とはいえ,

個人的には,いきなり「富の未来」を読むことをオススメするが.

 

富の未来 上巻
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A. トフラー H. トフラー
講談社
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3 本のフレーズで自身の思考をめぐらすことができる幸せ
4 社会という生態系
5 富の未来 上・下巻の感想です。
4 著者の知識量とネットワークに脱帽
4 価値が激動する時代
富の未来 下巻
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A. トフラー H. トフラー
講談社
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おすすめ度の平均: 3.5
3 どこかぼんやりして切れ味がない
5 すばらしい
3 次の節目を予兆させるような下巻
5 購入の価値あり
4 世界情勢を統一的にとらえる-これからどうなるのか?

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