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[405]夜の果てまで

2012-12-20 (thu)|カテゴリー:

某書籍の執筆作業中に,自分の読んだ小説を読書履歴,本棚で確認してみていた.
僕の読書履歴には問題があることが発覚した.

1.いわゆる名作をほとんど読んでいない.
2.小説の積読率が非常に高い.

ビブリオバトルの経歴を見てもわかるように,
僕はどちらかというと,専門書の類を好んでよく読む.

小説の棚は本棚の中でひときわ小さいのだが
その中の「積読率」は極めて高い.

その中の一冊をふと取り出して読んでみた.

時代は 1991年.
僕達の世代にとっては耳馴染みのある年代だが
かれこれ20年前である.

お話としては,20代の北大生が,人妻を好きになってしまうというお話.
駆け落ち,失踪系とでもいうのだろうか.

ストーリーの何が特異かというと,・・・とくにこれといって気づかないのだが,
大学生と相手の女性の間は一回り違っている.
その設定なのだが,女性が非常に魅力的に描かれている.

なんというか,文章から漂ってくる色気とでもいうのでしょうか.

別に卑猥なことは無いのですが,そういう色気を含めたドキドキ感が
最後までひっぱられます.

ストーリーのドッタバッタみたいなことは無いのだが,
分量的にはかなりある小説でございました.

「最近,枯れてるなー」
という40代男性はどうぞ.

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