[378]ザ・エージェント
出版エージェント本人が書いた出版エージェントの本.
出版エージェントなんて職業は知らなかったが,著者は大ヒットビジネス作家 和田裕美の本をはじめ
数多くのヒット作を生み出している.
wikipedia 鬼塚忠
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E5%A1%9A%E5%BF%A0
僕も一作本を書いているわけだけど, それは某先生にご紹介いただいて始まった.
もし,それが無かったらどうやって適切な出版社にたどり着けばよかったのだろう?
また,僕の書いた本は学術書だし仕方ない面があるが,売れ行き的なものは芳しくない.
どういう構成の本が売れるか?読み手に伝わりやすいか?
そういうことは,ある種の一般論としては存在するはずで,それを知識化して,作家と
コミュニケーションをとれる人がいれば,また,それに合う編集・版元にマッチング出来る人がいれば
より幸せな作品がうまれるだろう.
つまりはそういうことであるし,そういうおしごとのようだ.
中盤,スポーツのエージェントのお話にいったりもしながら,野茂やマイケル・ジョーダンのお話など
# あまり,知らなかったのでこれはこれで面白かった.
もありつつ,エージェントとは,的な話もあるある.
全体を通して,「出版エージェントってこんなしごとだよおおお!」というのが述べられていて
わかりやすいし,出版裏話的なものもあって面白くもあった.
ぼくも出版エージェントに会ってみたいわん.