ハケンの品格 第二話 の 感想を言ったりしてみる.
意外と面白い.
・・・・・なんだ,その感想はーーーーー!!??
もとい.
これ,始まる前は,「主人公が「スーパー派遣」ってなんだよ!」って怒ってたんですが,
意外とちゃんと,現代の派遣vs正社員の世界が描かれている感じで,地味に逆転勝訴状態になっています.
主人公,篠原涼子扮する大前さんは,資格を山ほど持ってるスーパー派遣.
それと加藤あい扮する森ちゃんは,所謂,就職できなくて派遣というタイプ.
しかし,正社員からは,派遣は単純労働力と決めつけられており,さまざまに衝突が起こるのです.
派遣やってる人がこのドラマをどう見てるか,派遣と共に働いている正社員がどう見てるか知りたいところです.
まあ,このドラマの正社員は皆さんいい立場な感じですが,実社会では正社員だってカナリキツイ目をみられてるという話もありますんで,
そこんとこどうかなーと.
企業の業績は比較的上向きで景気上昇ということですが,人口の大半である労働者層が不安定では日本が豊だとは言えないでしょうね.
そういやホワイトカラーエグゼプション,国会提出見送られましたね.
とりあえず,ホッと一息.
民主に対案ださせて,参院選の争点にでもしていただきたいところです.
派遣についてですが,東洋経済1/13号で派遣法の立案にも深く関わった高梨昌 信州大名誉教授は
「現状は派遣法制定当初の立法趣旨と全く乖離してしまっている.現在のような雇用条件では,
派遣が劣悪な働き方を生む需給システムと批判されても反論できない」
「派遣対象業務を原則自由として劣悪な雇用を生むネガティブリスト方式を改め,
立法化当初の専門職種に限定するポジティブリスト方式へ回帰させるべきだ」
とされています.
確かに,スペシャリストの派遣と,単純労働力の派遣ではまるで意味が違います.
世の中,単純労働者派遣の方が既にメジャーですよね.
さてさて,まあ,そんな視点も持ちつつ,「小泉孝太郎,演技うまくなってきたなぁ」「加藤あい可愛いなあ,やっぱり」と,
ドラマを見ているたにちゅーでした.