「SIFTよりコッチ!?」=> ORB: an efficient alternative to SIFT or SURF
画像特徴量といえば, SIFT,SURF ばかりの単調な僕に李先生が教えてくれました.
「最近,うちはORBばっかりですよ」
なんですと.
Willowgarage が出している descriptor らしい.
よって,当然のようにOpenCVに入っている.
ポイントは,とにかく軽い.バイナリのdescriptor.
論文は
https://willowgarage.com/sites/default/files/orb_final.pdf
なのだが,
この論文がまた,サーベイ的なものがしっかりしていて,また,勉強になる.
頭の良い感じの論文だ.
簡単にいうと,
パッチの中にサンプル点をふって そこのintensityを二対比較しまくるという,
なんとも,あっさりとしたもの.
ただ,もちろんrotationやscaleは考慮しないといけないので,そのあたりはやりますよと.
それでパフォーマンスが出るんですよと.
まぁ,そういうことらしい.
素晴らしい.
今年のIROS2012に,RGB-D のバイナリのdescriptorでBRANDって論文が出ていて
現在,某Iくんがラボで実装してくれているのだが,
これは,ORBにとても良く似ていて,それにDepthをORで足し込んだ感じになっている.
音の特徴量も,画像の特徴量も,ある種職人芸みたいな世界がつづきますが,
なんとなく,徐々に洗練されている感はありますね.
本論文は読んでみるととても良いと思います.
# 最低限のSIFTの知識くらいはあったほうがよいだろうけど.
私はそのあたりは完全にユーザなので,適宜使わせていただきます.