パリ自転車街角事情(2) ヴェリブ率測定@中心市街地
パリについてバスを降りて,ノープランなまま,どうしようかと考えた私ですが,
(過去に一通りパリの名所観光は済ませている.)
さてさて,見る自転車,見る自転車,ホンマにヴェリブにのっとるため,いったいどのぐらいの率でヴェリブに乗っているのか,実数計測をしてみようと思い立った.
単純に中心市街地であるマドレーヌ大通りをぶらぶらしながら,乗っているのを見かけた自転車を①ヴェリブ,②非ヴェリブ(普通の個人の自転車)に分けてカウントする.
時間は土曜日,16時頃である.
大体,10分以上はやったと思うが,結果は
ヴェリブ 18台 : その他の自転車 20台
だった.N数もまだまだ小さいが,中心市街地では既に半数の自転車はヴェリブとなっているのだ.
これは驚きだった.しかし,ヴェリブステーションのネットワークや,用途の関係で,この確率は場所に依存するはず!とおもい,折角だから別の地点でもやってみることに.
「やっぱ,シャンデリゼ通りでしょ!」
ポップなところから攻めないとね☆
シャンデリゼ通りに移動して,ベンチに腰をすえる.
こんどはちゃんと,時間当たりの数量もはかろうとipod touchのストップウォッチを起動.
10分間でどれだけの自転車が,かのシャンデリゼ通りをとおるのか!!??
厳密を期すために,手前の西向き,凱旋門方向のみをカウントすることに.
おーシャンデリーゼ~♪
よーーーい,どん!カモン!
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始めの五分,来た自転車.
ヴェリブ 1台, 非ヴェリブ 1台.
あほらしなってやめた.
えー,ここで重大なお知らせ.
パリは自転車が少ないです(爆).
シャンデリゼ通りは特に少ないのだが,なんでかなーと思うと,車道が石畳なのも原因かも
たしかに,がたがたして走りにくそう.
しかし,世界に名だたる観光都市として,抜群の歩行空間のナビゲートと,サブウェイ網を持つパリに於いて,自転車の存在は,ほんとの申し訳程度だ.
初期条件があまりに京都とはかけ離れている・・・・.
ヴェリブの議論を,そのまま京都でやるのは最早論外といってもいいだろう.
ヴェリブ5割という数字も,正直,もとの自転車普及が少なすぎるから到達した値であり,このぐらいの数は京都でやっても,申し訳ていどの率にしか達さないだろう.
それでも,ヴェリブはレンタサイクル事業の大成功例であるとのイメージは持った.
つまり,下手な事業者(経営体)が手を出しても,このレベルに達することは出来ない ということだ.
とりあえず,測定は,次回につづく