TUM（ミュンヘン工科大）のロボットラボでデモがあった．

キッチンの戸棚を開けるろぼっと．

一回失敗して停止する．

すごい遅いのはいつもながらなかんじだが，

手先座標が絶対座標的に固定されていて，それをひっぱると，

全体のバランスを考えて体が動く．

顔のあるソーシャルロボット．

どっかで見た顔だな・・・・

kismet のオマージュか・・・

ぱくり・・・・と，いいかけてしまう．

このあと，コーヒーカップを持ってくるタスクをしてくれたが，

コーヒーカップの位置をロストしてリセット．

人間との共同作業．

人間の手の位置と同じ高さ，水平を保つように手を挙げる．

まぁ，これはそこそこ．

しかし，特に興奮はなかった気がする．

もう少し，意図推定して予測で動くとか，デモのスピードももっと上げるとか・・・なにか新しいアイデアがほしかった．

GOFAIの臭いがする．

うーん．

昨日　ミュンヘンにのりいれて，二日目．

あさっぱらからミュンヘン工科大学に乗り込んで，１日缶詰．　ヒー！

晩だけは最終的に抜けてビール飲みに行きましたが～（ほろよい気分）

TUM ミュンヘン工科大

CoTeSys(コテージスと読むらしい．)はミュンヘン工科大が中心となっているドイツのビッグプロジェクトで

知能ロボット関係のドイツの研究を結集させてかなり大規模にやってきるプロジェクトだ．

来てみると思っていた以上の規模でびっくりした．

大体年間予算で１０億！！くらい落ちているらしい．　うひゃーーー

私達 は学術創成研究「記号過程を内包した動的適応システムの設計論」

のメンバーとして，CoTeSysとある程度の連携関係をつくろうということでやってまいったわけなのです．

内容的にはCoTeSysの各グループリーダが今年までの成果発表をしていって，その合間に

私達を含めた招待講演が挟まれるというかたちだった．

成果発表は研究グループの取りまとめ単位で話されるので具体事例はよく分からない面もあったが，とにかく

プロジェクトの規模が大きい事は分かった．

関連性のありそうな研究がドッカドカやっている．

スゲーなー．

しかし，私達を含めた招待講演以外は，すごく概説的な発表ばかりで，ちょっと，わからない～．

招待講演の一つ，外部評価委員のロルフ・ファイファー氏は，念を押すかのように，身体性 embodiment の重要性を説いた．

知の創成―身体性認知科学への招待

ファイファー氏が外部評価委員であるにもかかわらず．どうもこの研究プロジェクトでは彼が嫌う古典的ＡＩ的な臭いが消えない．某先生曰く，「移動知じゃ絶対敢えていわないんじゃないだろうか？こういうことは．」

１５分間のショートトークながら相変わらずの切れ味．ロルフ・ファイファー氏

CoTeSysプロジェクトには７つ（多い！）のサブグループがあり，それぞれが１０人以上の研究者をかかえる．

上はLearning班の発表．

我らが，椹木先生も学術創成研究についてのショートトーク．

パースの記号過程や環境の重層性を人工システムの中で捉える目標を語る．

日本語で日本でしゃべっても伝わりにくいメッセージが，ドイツでどれだけ通じたのか．

雰囲気はどちらかといえば好意的でした．

私も「非分節動作系列からの模倣学習」について１５分のプレゼンをしました．

感触は普通くらいでしたが，

Ｏ先生がとってくれた動画を後から見直すと・・・・・早口すぎ・・・

ちょっと，時間枠に研究内容を納めることに気をとられすぎたかも・・・．

他にもいろいろ発表がありまして．

そのあと，ポスターセッションとデモとがあってから，簡単な軽食でのビュッフェ（大学の研究室の中で！）がありました．

まー，とりあえず，ミュンヘンで，ちゃんと仕事やってますってことで

そのあと，仲間内で抜けてビアホールに行って，やんややんや

# いやー，一日目にさっさと発表が終わると，後は楽しむだけだし．いいなー．

パリ，シャルル・ド・ゴール空港の乗り継ぎでは，やはり時間が無く，空港の人に車でゲートにつれていったもらうということになり，

さらにその後のボーディングでも上のようにクルマで移動した後にタラップから乗り込むという，なんかイレギュラーな感じになりましたが

なんとかミュンヘンにつきました．

朝，7時半にヤサカのタクシーが来て，ミュンヘンのホテルについたのが，こっちの22時．日本時間で午前5時．

計21時間半の旅・・・・．

マジつかれるんですけどぉ～．

明日，早速，昼一で発表なので　さっさと，発表の準備して寝ます．

# ホテルが無料でワイヤレスのネットつながるのが，まだよかった．

飛行機は乗り遅れると 大変なのでどうしても海外行き前夜はビクって眠り浅いわ
さて、朝起きると先にミュンヘン入りしたＳ教授から 着信履歴＆留守録が…
神妙そうな声で
「メールみました。私も関空からエアフランスでしたが、
パリでの乗り継ぎは 出来るだけ急いだ方が いいです、
時間がなく、乗り継げない可能性があります。
乗り継ぎは直行してください！」
ガビーン！
何があったんだセンセー！！
エアフランス＆シャルレ・ド・ゴール空港に不安含みのまま
日本を立ちます
現在、関空に向かうヤサカのあいのりタクシー。

読売新聞に「天使と悪魔」の一面広告がでていた．

いっとき話題になった　ダ・ヴィンチコードの続編みたいなかんじ？

よんでないけど

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

posted with amazlet at 09.04.01

ダン・ブラウン 

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そこのキャッチに些細なツッコミをいれたくなったので，

しょうもないことやけどかいとく．

ダヴィンチコードの７５０万人の読者が損をしているらしい．

理由は　ダヴィンチコードを１０００万人が読んで，天使と悪魔を読んだ人が２５０万人で

天使と悪魔を読んだ人のウチあっとうてき多数（右の円グラフで８２％）が天使と悪魔の方がおもしろいと言っているかららしい．

ゆえに，「天使と悪魔」の方が面白いから，７５０万人の読んでない人が損しているらしい．

ん？なんかロジックがおかしいぞ．

サンプリング調査で250万人のウチ

８２％が「天使と悪魔」の方が面白いといって，１８％が「ダ・ヴィンチコード」の方が面白いのだといったのなら

７５０万人中でも期待値的には１８％はダ・ヴィンチコードが面白いというはず．

よって，損をしているのは　７５０×0.82 で　615万人　となる．

というわけで

「ダ・ヴィンチ・コード」615万部の読者が損をしています．

というのが修正稿．

こまけー．

と，おもうかもしれまへんが，ウチの学生達には分かってほしい理屈である．

一般的にも統計はたしなんでおかないけど，数字を使ったエセ論理でいっくらでもだまされます，今の時代．

まあ，今回の話は，正直　どっちでもいい　んやけど

恒例となりましたＧＯＥＮ会の花見に行ってきました．

と，いっても二年目だけど～．

なんか恒例な感じ～．

わざわざ名古屋からやってきたBBL君が丸山公園のスペースをとってくれて

7時過ぎてからブラリブラリとメンツがあつまってきて，

ＭＬで幹事社の電版さんが声かけてくれて，来れる人はーって感じだったけど

結局，大体10社の20人以上が集まって，無秩序に咲ききらないさくらの下でわいのわいのと飲んでいました．

幹事社の電版　Ｎ氏，Ｄ氏おつかれさま！

幹事でもなく，適当にたのしませてもらいました．

次は，ワシが幹事のようで，さらっとやりまーす．

では，明朝よりドイツへ！

明日，朝からドイツにワークショップ参加のために
旅立ってきます～．
総計5日間くらい使うのに
向こう行って話すのは10分ちょっと．
なんて贅沢なんだ！！！
かえりトランジットでパリにもよるので
パリのホットな自転車事情（ヴェリブ）も見てこようとおもいます．
ミュンヘンも良い町らしいので
京都と「歩くまち」のディスタンスを感じてきます．

2009年度最終日デス
ほんまおつかれさま
職業柄、12月より断然3月の方が区切りはいい
しかし文化的にはスゲー1月に心が引き締まる んだが…
いやー
立命館に来て一年が過ぎるんですねー
初心を忘れる可からず
というが、今回に限っては、忘れるどころか より強固な意思になっとる気がする。
1月に不幸があったり、体こわしたり、2月に初の卒論指導でてんやわんやしたりで
今年は最初の三ヶ月、闇雲だった
いつも 今年の目標 みたいなのを年始に立ててるんだけど
今年はそれさえできてない
んで
今年から目標を年度単位にしよう。
研究者としても若手な私だが、若手を言い訳に出来る時代は終わった。
まー、任期付き であることを言い訳にはさせていただきますが～
二年目、二代目は派手ではないが試される時代
しっかりやるべ

今回の未踏プロジェクトのプロジェクトマネージャの勝屋さんが

ブログに合宿のことを書かれてた．

http://v.japan.cnet.com/blog/katsuya/2009/03/29/entry_27021422/

ムニンワークスの某Ｎ氏からおしえていただきました．

わー，

ブログ書いてはるとは聞いていましたが，

CNETだったんですね．

昨日今日と未踏ソフトウェア人材育成事業の合宿でした．

急遽，大学のお仕事で南草津で仕事を済ませてから，名古屋に直行したので

一日目の進捗報告会は半分くらいしか居れなかったのですが，

未踏は，なんつーか，研究者の研究会とはまたちがった，ガツガツ感があって悪くない．

基本的にはやたら「若い」のですが．

突っ込まれた点を勘案すると，

音声ドキュメント検索という軸から，すこし飛躍していくことが求められているようだ．

http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_2/hontai/gaiyou/20.html

つけてるタイトルが，　人生検索エンジン「ライフリサイクル」

なだけに，

なんか，かなり，音声ドキュメント検索を超越したものを求められてる感がただよっていた．

ま－，ちょっとアイデア沸いたし，おもしろいことやってみるっす．