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ミュンヘン自転車街角事情(4) 自転車走行空間

2009-04-08 (wed)|カテゴリー:コメント:2

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はーい.歩行者と自転車は別の路ですよ-

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すんません,イレギュラーに工事中なんで,ここだけ自転車と歩行者おんなじ空間はしってください!

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はい,でもここからは自転車専用道ですよー.

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自転車向けの目的地までの距離をしめす標識.

自転車が一個の交通手段としてしっかり認識され,歩行者やクルマとの区別がきっちりなされている事がよくわかる.

 

自転車走行空間のイメージということで颯爽と走っていくミュンヘン市民の姿を・・・

おばさんだって荷物もって軽快に走るよ↓

この風景は実はもう一つ重要な事を示している.

走行空間を確保するときにそれをママチャリの低速にするか,クロスバイクなどの高速にあわせるかという議論があった.

最後のシーンで,速いバイクライダーがおばさんのよこをスッとぬける.

それなりの空間を用意すれば,勝手に譲り合いや追い越しの判断がなされて,問題なくものごとが進む事がわかるだろう.

このおばさんは50才超えていると思うけど~,

 

まあ,とはいえ,それでも歩行者空間を走るやつもおるのである.↓

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でも,京都の歩行者vs自転車事情にくらべると,しっかり歩輪分離されて

きもちいい関係がうまれているのがわかるよね.

 

さて,ミュンヘン編はこれで最終回ですが,

大きいポイントは,

・路上駐輪は自転車のスタンドと関係ないこと.

(むしろスタンドがあるために,駐輪者の判断で整然と並べられる京都の方が好感が持てる.)

・ミュンヘンより京都の方が自転車交通が活発なこと.

・歩輪分離はミュンヘンではしっかりなされていること,

・中心市街地から自動車を閉め出しても,物流には配慮して柔軟な運用が可能そうであること.

あたりでしょうか?

正直,歩輪分離さえ実行できれば,京都はそんなに自転車マナーの悪い街ではないと思います.

次回からはパリ編です!

ミュンヘン自転車街角事情(3) もちろんドイツ,主は自動車,でも歩行者空間も確保

2009-04-08 (wed)|カテゴリー:コメント:0

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はい!コレは路上駐車では!?

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ズラーーーーー

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路面電車ははしっているけど,やっぱりクルマとコンフリクト!

ミュンヘンは バス,地下鉄,路面電車と多重に公共交通が整備されている上に,クルマの数がハンパない.

でも,公共交通がある程度便利だからか,クルマの混雑は私の居る間はそれほど見られなかった.

しかし,自転車の担っている役割も思ったほど大きくないというのが感覚だ.

基本的に道幅が広く,京都のような密度のプレッシャーもないためだろう.

 

とはいえ,ミュンヘンもなかなかヨーロッパの都市,

中心部分は完全に歩行者ゾーンが形成され

まさに「歩くまち」の感覚を醸し出す.

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クルマを閉め出し,空間をリッチに使えるようになった状態では

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↑こんなかわいらしい路上駐輪に,なんの害があるというのだろうか.

注意すべきかもしれないが,要は景観上だけのもんだいでしょ.

あまり,誰も気にしてない感じ.

 

京都も四条通くらいクルマを閉め出すことをしてもいいはずだ.

 

ちなみに,物流・パトロール系のクルマはちょくちょく出入りしてましたが,

そのぐらいのクルマは別に,歩行者の邪魔にもならず,適当にいけます.

↓動画

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