読売新聞に「天使と悪魔」の一面広告がでていた.
いっとき話題になった ダ・ヴィンチコードの続編みたいなかんじ?
よんでないけど
ダン・ブラウン
角川書店
売り上げランキング: 84
そこのキャッチに些細なツッコミをいれたくなったので,
しょうもないことやけどかいとく.
ダヴィンチコードの750万人の読者が損をしているらしい.
理由は ダヴィンチコードを1000万人が読んで,天使と悪魔を読んだ人が250万人で
天使と悪魔を読んだ人のウチあっとうてき多数(右の円グラフで82%)が天使と悪魔の方がおもしろいと言っているかららしい.
ゆえに,「天使と悪魔」の方が面白いから,750万人の読んでない人が損しているらしい.
ん?なんかロジックがおかしいぞ.
サンプリング調査で250万人のウチ
82%が「天使と悪魔」の方が面白いといって,18%が「ダ・ヴィンチコード」の方が面白いのだといったのなら
750万人中でも期待値的には18%はダ・ヴィンチコードが面白いというはず.
よって,損をしているのは 750×0.82 で 615万人 となる.
というわけで
「ダ・ヴィンチ・コード」615万部の読者が損をしています.
というのが修正稿.
こまけー.
と,おもうかもしれまへんが,ウチの学生達には分かってほしい理屈である.
一般的にも統計はたしなんでおかないけど,数字を使ったエセ論理でいっくらでもだまされます,今の時代.
まあ,今回の話は,正直 どっちでもいい んやけど