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Sequence Memoizer のメモ

2012-04-19 (thu)|カテゴリー:

Sequence Memoizer は Wood や Tehらによって提案された,∞gramモデル.

∞グラムモデルっていうのは,まぁ,Nグラムモデルなんですが,要はコンテクスト長がノンパラメトリックということ.

持橋さんの論文曰く,当時最高性能の Kneser-Neyスムージングがその近似となっている言語モデル

Hierarchical Pitman-Yor Language Model ですが.

そのN-gram長はgivenだった.

これを,コンテクスト長可変にしようというのが,∞グラムモデルといえるだろう.

 

“可変”という視点から,比較的自然につくられているのが,持橋さんの VPYLM もしくは IMMなわけですが,

 

Pitman-Yor 過程に基づく可変長n-gram言語モデル

http://chasen.org/~daiti-m/paper/nl178vpylm.pdf

 

これは,Beta分布からdrawした通過確率をつかって

Suffix tree を伸ばしていくという,まさに,可変長な視点からの∞グラムモデル.

これは,我々も,メロディ生成に利用させてもらったりしている.

岩手フォーリンラブ by VPYLMを用いた自動メロディ生成

 

Sequence Memoizer はコンセプト的には大分違って,

「全部覚えておいてやろう」というアプローチ

これは文章長をTとするとO(T^2) のメモリで,なんとかなるといえば,なんとかなるのだが,

実際にはでかすぎる.

 

彼らのcontributionは Pitman 1999, Ho 2006 の結果

を使えば,実は,結構カットできて,O(T)におさまるよ.という話.

 

ここで,HPYLMのCoagulationとFragmentationというプロセスが出てくる.

 

ここで,仮定しないといけないのは 集中度パラメータ c=0 ということ.

c=0 を満たせば,かんたんになる.

 

わかるのだが,実装が難しそうだなぁ,とは思う.

ただ,実装は

http://www.sequencememoizer.com/

がオープンにしているので,利用時は使わせていただこうかと...

 

ちなみに,持橋さんが,一昨年の日記にかかれていて,類似研究からの視点が伺えて面白い.

http://chasen.org/~daiti-m/diary/?200908#200908200

 

 

こんなところで

 

"A Stochastic Memoizer for Sequence Data"
http://www.gatsby.ucl.ac.uk/~ywteh/research/compling/WooArcGas2009a.pdf

"The Sequence Memoizer"
http://delivery.acm.org/10.1145/1900000/1897842/p91-wood.pdf?key1=1897842&key2=9039199921&coll=DL&dl=ACM&ip=133.19.33.3&CFID=12084269&CFTOKEN=64151334

 

たにちゅー+Rやで(谷口忠大)たにちゅー+Rやで(谷口忠大)@tanichu

Coagulation と fragmentation 大体わかった. でも,Pitman 1999 と Ho 2006 の証明は追ってない. ここは深追いせずに,認めておこうか. 応用数学はどこまで基礎を深追いするかは,判断むずかしいね.

11:37 PM - 17 Apr 12 via TweetDeck · Details

たにちゅー+Rやで(谷口忠大)たにちゅー+Rやで(谷口忠大)@tanichu

Coagulation: GEMから生成されたパーティションがatomが別のGEMから生成されたパーティションとatomが共有されるよ,という理由で くっつくプロセスとか,そういうことか?

たにちゅー+Rやで(谷口忠大)たにちゅー+Rやで(谷口忠大)@tanichu

1年半前のもちはしさんのSequence Memoizer についてのコメント.一年半遅れで勉強中・・・.集中度パラメータ 0 は妥当っぽいのか・・.ふむふむ. > mots quotidiens. http://bit.ly/HOOQar

12:22 PM - 17 Apr 12 via chrome-share · Details

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