たにちゅーの思惑|谷口忠大Home Page(たにちゅー・どっと・こむ)

HOME > たにちゅーの思惑 >  時事問題・コラム > パリ自転車街角事情(4) 圧倒的:ヴェリブ・ステーション

パリ自転車街角事情(4) 圧倒的:ヴェリブ・ステーション

2009-04-12 (sun)|カテゴリー:

ヴェリブステーションをご案内しよう.

SANY0153

街のそこら中にある,こんな無人レンタサイクルステーション.

街のそこら中にあるのが全て同一事業者の運営,同じシステムという,大規模さにもびびらされるのである.

SANY0156

ステーションは写真上のポチポチがそうだ.

SANY0158

料金体系↑.

さて,ダメ元で乗ってみようとすると

SANY0159

会員ナンバーを聞かれてしまう.

そうなんですね.ヴェリブは観光客が乗れない会員制なのです.

これは重要で,乗った人を尾行可能にする事で「乗り捨て」や「破損」といったありがちなトラブルを避ける事が出来ているのだ.これで,自動的に観光客は蚊帳の外.

# これでもヴェリブの故障の量はハンパないという.

# 人間ってのは「他人のもの」に愛を注がないもんですしね.

 

SANY0160

一台一台はこんなシステムで駐輪スペースにつながれている.

このステーションが,ほんと,いろんなトコロにあるのだ.

SANY0191

 

SANY0187

相当,気合いを入れて作られた全体のシステムだとよくわかる.

 

正直これだけの事をして,すごいとおもう.

でも,その結果走っている台数をみると,事業として成功していたとしても,公共政策として成功とは僕の目には映らなかった.

クルマから一定数のモードシフトを起こさせなければ政策課題は解決されない.

やはり,レンタサイクルは「事業」としてあるべきで,地公体が手をだすようなものではなさそうだというのが,直感的な感想だった.

やるならば「公共交通」として捉え,如何にして既存交通網を補完するか,その上で,カナリ高度に料金体系や使用ルールなどのビジネスモデルをつめないといけないだろう.

正直かなり難しそうだ.

 

でも

とりあえず,ヴェリブステーションの配置のされかたは圧倒的で,ハンパなかったっす.

コメントの投稿




*


下記のタグが使用できます。
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt=""> <pre lang="" line="" escaped="">

インフォメーション



tanichuの著作

copyright © Tadahiro Taniguchi All Right Reserved.