パリ自転車街角事情(5) その他もろもろ
ヴェリブに乗ることはできなかったが,量,割合,地域依存性など,チェックできたのは大きかった.
パリ市民がヴェリブによって自転車の良さをしれば,そのうち,ヴェリブユーザーもヴェリブに乗らず,自分で自転車を持つ方向に徐々にシフトするのではないかとおもう.
そして,そのうちヴェリブは「ダサい」代名詞になるのではないだろうか?
所有&愛 をバカにしてはならない.
さてさて,
ミュンヘンでみたことをこちらでもチェックしておこう
自転車道は一応あります.
でも,歩道が狭いと,簡単に歩行者がはみ出していってしまうので,あんまり意味ない.
↑ヨーロッパ流,路上駐輪のデファクトスタンダード
メトロ入り口の柵に,結びつけられたチャリたち.
向こうのおばさんは現在進行形で,柵にチャリをロック中.
パリでも駐輪場問題が叫ばれる日も近い?
そらヴェリブだって,一時的には路上駐輪しますよ.
レンタサイクル普及させたら,路上駐輪が無くなるっていったの,誰だよ.
考えてみたら当たり前.
さて,ミュンヘンで言ったこと以外で,パリでの私の感想を言いますと
1. ヴェリブは自転車政策のキラーコンテンツでもなんでもない
2. パリは京都と事情が違いすぎて参考にならない
以上である.
自転車の導入量など考えても,絶対,京都の方が先を走っている.
(走行環境の整備などは別)
日本の方がいいのに,安易なアメリカ文化への追従が,郊外問題や組織マネジメントの悪化を招いたりした事を思い出しつつ,
おフランスだからって,安易にまねっこするのではなく,
自分たちが新たな成功事例をつくるんだという,気持ちでやらなあかん.
先を走っているんだから,という気持ちになったところで.京都にかえります.