椹木研忘年会から帰ってきた,ほろ酔いのたにちゅーです.
飲んで語って来ました.
飲み足らんし語り足らんけど.
久しぶりにボスと,ソコソコ集中してトーク.
ようやく決心がついた来年の進路について打ち明けて参りました.
ボスに勧めていだいていた道はあったのですが,通常のキャリアパスからいけば,非常にありがたいお話で,非常にいい話だったのですが・・・・.
それでも,自問自答を繰り返した挙げ句に,違う道を歩む事にしました.
そっちの道を歩むのはもう一方と比較して,常識的に考えればカナーリ不利かもしれませんし,一年後,二年後,もしくはもう少し先に,スゲー後悔してるかもしれません.
リスクが高い.(雇用期間も短い)
しかし,自分が大学に残って「何がやりたかったのか?何を創出したかったのか?」という事を考えると,キャリアは手段でしかなく,内容がそのキャリア故に制約されることになれば本末転倒ではないかと思うに至ったのです.
自律適応系論.セミオーシス.そして高次オートポイエーシス(?:自律適応系でも良し)の創発.
システム論の新たな新たな領域形成に尽力する事とします.新たな記号論(情報論)の構築が21世紀の知の発展には不可避のはずなのです.
うちのボスが時々書いているけど
人を含んだ系の創発
関連学会の諸先生方からは時々
「意味がわからない・・・,普通に創発ですら意味がわからないのに・・・・」
という言葉も漏れ聞こえてきます.
それを確たる体系として構築していくことこそ,自分の学界での仕事だと思っています.
それをしないなら,学界に居る意味は小さいし,
逆に言えば,そこでこそ自分の強みが最大限に発揮され,それ以外のフィールドで
妥協して戦って勝てるほど,世の中甘くないんじゃ無いかとも思う.
好きこそものの上手なれ? (ドラッガー曰く『強みに集中せよ!』)
しかし,学界も古い組織.
所謂,大学での確たるポストにつき,仕事をこなしながらキャリアアップしていくのが,正統派.
「相当しっかり,セルフマネジメント出来ないと,3年間無意味に終わって,後悔する可能性があるるぞ.」
覚悟を決めて挑む事にします.
差し違える覚悟です.
「人を含んだ系の創発」で研究計画を書き,それで学振PDに通ったというのは書いた本人,実に驚きだったわけなのですが,それはつまり,少なくとも審査した数人が,私たちの創出したい領域に期待して下さったからではないかとおもいます.
博士課程進学もそうでしたが,私は人生の決断で,リスクを好んで選ぶようになってきているのかもしれません.
リスクジャンキー
とにかく,今年度で6年間住み慣れた椹木研ともお別れです.
最後の仕事にMキーの修論とSイの卒論にエクトプラズムを注入します.
そして,4月からはK研にお世話になることにします.
K研の皆様,お世話になります.
常識外れの華々しい進化を遂げたいと思います.
打倒デカルト.