土曜日に京丹後市にいってきた.
KGC・T田研のK君と我が家で行ってきました.
京都縦貫道で2時間半で行けることにビックリ
もっととおかったような・・・.
道路行政もある程度はやっぱり必要ね.多分.
地方の疲弊とは,都市の人間はただ新聞・メディアを通して,すり込まれるだけで,実際には暮らしてないから分かってないハズ.
ワーキングプアはじめの都市部の貧困とはどう違うのか?
何が必要なのか?
知っておくには現地で「肌」で感じるしかないでしょ.
来るべき衆議院選挙の予習です.
現地,峰山でながすな繭のN親子と合流,
リクエストに応えて,わざわざ,京丹後の主要産業「金属加工」「織物(丹後ちりめん)」
の中小企業に見学のアポをとっていただいていたので,訪問,会社の人の説明などを聞く.
ジャガード織機
キーワードは「不況の上の不況」「負のスパイラル」
府,京都産業21などが,支援しているのだが,そんなミクロの活動でどうにかなるモンじゃない様々なマクロな情勢
丹後ちりめんの工場に併設で自社開発の小物をうってた.
こういうのはイイカンジ.嫁さんは気に入っていたし,
子供がものすごく気に入って,かごに入った,丹後ちりめん製の「おじゃみ」を買いました.1800円也.
相当気に入ったのか,夜遅く家に帰るまでずっと,持ってた.
最近,都市部で買う子供のおもちゃは中国製,プラスチック,キャラクターモノ,何でもあるようで,相当に偏っている.
中国製の子供のおもちゃから有害物質が何度も検出されたこともあって,親としては心配なのだ.
こういう昔ながらのおもちゃなら安心だな.
そういう「価値」にこれからのヒントがある気はする.
新京極にも置いているお店があるらしいし,また,ネット直販もあるらしいのでご利用下さい.
そのごN親子の家に移動.
K君と驚愕!
「広い!!!!」
「日本庭園すげー!」
「ビバ!純和風建築!」
畳の広々とした部屋.
お父さん曰く
「田舎だから普通ですよ.」
実際,中古物件としての貨幣価値は北山あたりの標準的な建て売り一戸建てよりも安いかもしれない.
たしかに,この辺りの地価は下落につぐ下落でベラボウに安いし,上物は20~30年経てば評価額なんてほとんど無くなるハズ
(ですよね?).
でも,体に良い無垢と漆喰の木でできた和風建築,ワンルームやマンションに済む人間からは贅沢すぎる間取り,木々に囲まれ空気も良い.
貨幣にはならないが,これは「豊かさ」ではないのか・・・・?
で,昼ご飯をごちそうになりました.シーズンものでカニ!
社長自らふるまってくださいました.
なんと12時半から4時まで,カニを食い続けた...
こんなの始めてである.
うーん.どんな旅館より贅沢!
その後,本社にも寄せていただき,本業のフィブロイン,セリシンの製造工程などの説明を受けた.
ハード製造業は初期投資がやっぱり大変だなぁと,シミジミ思ったり.
でも,そういう産業がリアルな私達の生活を支えているのは間違いないだろう.
おじゃみのかご持ってワーイのはるくん.
最後は夜の天橋立までいって喫茶店で夜の天の橋立をみながら,いろいろ京丹後の状況や,これからについて語りました.
わざわざ足を運んで,殆ど感想は「なんとなく」のイメージなんだけど,今回,思ったことは,
① 地方の疲弊と,都市部の貧困はまた違う
② 復活の糸口は殆ど見えない.
大学がない,仕事がない,優秀な若者は全て都市部にとられていく,大学生については,学費,
仕送りが生じて地域で消費されるはずの貨幣も流出する.
さらに,地域のドラッグストアなどは全てチェーンになり,地域におちるお金は微々たるバイト代の雇用くらい,
殆どのお金は地域での消費に回らない.
街おこしは「わかもの」「よそもの」「ばかもの」の三つが起爆剤になるという.
これらを如何に,地域に送り込むかが,まずはあり得る道なのだろうと思う.
こういう「解無しに見える」状況を見せつけられると何となくメラメラ燃えるんですよね~.ボク.
帰り縦貫道で帰ってきたのだが,9号線にはいって,京都では都心部とは言えない,五条の西の方に降りた時に
「なんて都会なんだ!」
とおもった.京都市街内部の差なんて,京都市外との差に比べたら,微少なのかもしれない.
「おまえ,基本的にカニ食って来ただけじゃないか!!」
とのご批判は甘んじて受けます.
・・・・おいしかったし☆