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「ソニー病」こんなソニーに誰がした?

2006-01-09 (mon)|カテゴリー:コメント:2

という本を買ってきて読んでみた.

結構おもしろかったので,一気に読んでしまいました.



90年代がソニーの株価と裏腹にいかに空白の10年間であったか

ということが書いてあった.



その割りにプライドが高く,規格争いで孤立してしまいがちな

ソニー.



出井政権でイメージ偏重になっていったソニー.



振り返ると2002年に就活をしていた私は,まさにこの虚像として

光り輝く勝ち組ソニーを見て,

「カンパニー制度のよさ」を吹聴されて信じていた気がする.

一方,当時V字回復を唱えた松下を鼻で笑っていた私.



あれから4年でまるで,ソニーとパナの立場は逆転してしまいました.



未だ,ソニーのブランド感は残るけども,ブランドを信じた人が

故障,規格の悪さに泣かされる始末.



ブランド力が無さ過ぎる三洋もどうかと思うけど,

天狗になってしまって技術がおろそかになっていくソニーもどうかとおもうね.



ドラマ「星に願いを」にもなったプラネタリウムの大平さんが,元いた会社

がソニーだったという事実を知って更に愕然としました.



ソニーは明らかに就職人気の中で優秀な人材を獲得しているはず.

それを腐らせてしまっているのでしょうね.



ところで,ソニーって中で社員間の引継ぎ作業がほとんど無いらしい.

それが,独創性を生むんだろうけど,非効率この上ないのも確か.



うちの研究室みたいですね(爆).

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