ドゥルーズ読んで.
あっしが,ココにかく読書感想って,基本的に備忘録なんでヨロシコ.
博士論文をまとめるにあたって,今問題なのは,自分がやった内容という
よりはどういう歴史的背景の中に自分のやったことを位置づけていくか
という事.
確立した分野ならそれは自明だけど,僕がやろうとしている既存領域横断的な
ことは,どこか一つに着陸するわけにはいかない.
今の所,足をかける領域は発生的認識論(ピアジェ),記号論,システム理論,知能ロボティクス,計算論的脳神経科学 or 統計的学習理論というところなんだけど,含ませようとすると,他にもズラズラでてくる.あ,もちろん複雑系は基本.
博論の提案点の中心的キーワードは
「分化」
なんやけど「分化(differentiation)」が導くのは「差異(difference)」.
ポストモダンの中心的概念(?)ってやつだけど,
僕の中のこの分化概念のルーツはピアジェだと,信じていたんだけど,
最近ピアジェを読み返して,どうも違うような・・・
ああ,論文には今までピアジェに拠ると書きまくってきたのに・・・.
いろんな思想を読んでたり,自分の体験の中で知らず知らずに自分の
考えは生まれているわけで,そのルーツなんて,しっかりとはわからん
もんですね.
とゆーわけで,
「差異・分化」をキーワードに逆探索を開始しているのです.
で,ドゥルーズ.
昔,「ドゥルーズを哲学」って本をよんで,その意味不明さに.なんかむかっ腹たった記憶があり,敬遠していたのだが,「差異と反復」とかで有名なんで,再訪.
結果.
やっぱりよくわからんかったんだけど.
ベルクソン⇒ドゥルーズという流れがあるらしいことが良くわかりました.
ベルクソンはウィナーも「サイバネティックス」の中で言及してるので,要チェックだ.
ドゥルーズの言ってることはイメージが湧かん.
僕は結局,ダイナミックな図式的イメージで理解できない,つまり動いてる感じがわからない言説はダメらしいです.
たにちゅー 2005-12-07 (wed)
Unknown
ベルクソンとベイトソン
なんかややこしい.