自律分散二日目&西垣研再上陸
前日入りしたんで東京3日目になりました.
自律分散シンポジウム二日目です.
前半,今日は,移動知はほぼ完全に歩行のセッション.
歩行を直にやってない僕として昨日のモジュール祭りに比べるとお客様になってしまいました.
でも,皆さんの研究の進捗が聞けて面白かったです.
特に,東北大のO君の発表は面白かった.
まあ,自分がそういう血筋だからか,構成論的に面白い現象を出してsuggestiveな結果をだしている
人には共感する.
あと,今日は昨日の発表であとから考えると(?)になったことなどを,ロビーで質問しまくったりしてました.
いやー,疑問を尋ねる人がいっぱい居る.いい環境だ.まあ,一日限りですがー.
やっぱりこういう場所に来ると色々ネタを思いつきますね.
ほんと,新テーマが欲しかったら一学会出ればいいね.
逆に,新テーマ思いつかない学会は出る価値無しということでしょう.
で,昼,途中で抜けて東大へ.
西垣研二度目の上陸.
今日は本年度最後のゼミだそうで,進化倫理学と,今後も長いお付き合いになりそうなH氏によるradical
constructivism(ラディカル構成主義)についての解説をいただきました.
もう,こんな,機械系で喋ってたら逆風バリバリであろう事を,順風の中で,思考させていただけるのは非常にありがたいことです.
かなり頭のリフレッシュになりました.
グラザスフェルトのラディカル構成主義については,自分の博論との相似性の高さにただただ驚くばかりです.
多分,モチベーション近いんだろうなあ・・・・.
もちろん,僕がやったような工学的なモデリングは無いんですが.
生工連携や医工連携の盛んな現在ですが,僕はやっぱり,
工学で培ったモデリング能力を文系的な領域で発揮したいというのが本望なので御座います.
とりあえずは,記号論⊃組織論あたりになっているのですがー.
言葉ばかりで議論するから込み入ってしまって,何をいってるのかわからなくなってしまうような,
一部文系ならではの領域に
構成論的なモデリングを導入して,スキーマ化,ヴィジュアル化,ダイナミクス化することができれば,
それがブレークスルーになるんじゃないかと思っています.
そして,それこそが創発システムの次の一手に繋がるんじゃないかと考えています.という雑感.
とりあえずは,この3年でやるべきは基礎情報学で御座いますし,構成論的記号論でございます.
あー,学際的に生きていくためにももっと本読まなきゃー.
そして整理しなきゃー.ついていけなーい.
(※ 文系理論研究者の本を読むっぷりに,衝撃をうけました.いやあすばらしい.)