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事業仕分ですすむ民主主義

2009-11-30 (mon)|カテゴリー:

かなりひねくれた話しなので,タイトルを言葉通りとらないように.

えー,

事業仕分が大流行しております.

ツッコミどころが,ありすぎるがゆえに,まったく突っ込めてない

たにちゅーの思惑 です.

 

事業仕分 は 複雑なんですよ.

肯定的な面もあり,否定的な面もある.

「公開」っていうのが,魔力なんですよね.

「公開」による「劇場化」の魔力は,むかし紹介した「橋本主義」でも,その恐ろしさが感じられる事なのだが,

「透明化」はしばしば「コンテンツ化」に過ぎず,劇場的な効果が大きくなってしまう.

 

というわけで,「公開だからいい」っていうのは神話なわけで~

公開が無害かというと そういうわけでもない. 非公開が無害化というとモチロンそういう事でもない. それぞれの効果はそれぞれにあるのです.

 

で,劇場化することで, 「改革が進んでいる感.政権交代の実感.」を 実質とは別のところで 国民の満足感を引きだそうという事ならば それは非常に良くないことだ.

 

実際,政権交代前に言っていた事業仕分けは「予算全て」についてだったが,

矮小化し,まったく,言っていた全予算を精査出来ていない.

 

 

さてさて,

 

今回のエフェクトで注目すべきは 

仕分けで切りまくったが故に

国民が 「なにしてくれとんねーん!!」と いろんなところで

「こりゃたまらん!」と動きだしたということだ.

 

僕の周りでも

・ 署名活動をはじめた

・ 初めてWEBから意見をだした

・ 初めて地元選出の議員に陳情に行った

などという 話しがある.

 

いつぞやから,日本人は草の根の民主主義国家の基本,市民活動をしなかったのだが

上が公開で えらい事をやっているので いいきっかけになって

市民活動的な行動にみんなが動き出す機会を生み出したのが

仕分けの効果かもしれない.

 

もともと 財務省の 手のひらの上の 仕分けならば, 

結果の半分くらいが 後から見直しになってもいいとは思う.

 # 本丸は始めから出てきてないらしいし・・・

 

中には,ホントに切ってよかったものもあるが,

明らかに切ったらヤバイものものある.

その辺はまた後ほど調整するのだろう.

 

近くの人の雇用に直結するような案件もあり

 

まさに,「痛みを伴う改革」の臭いが立ちこめている.

 

中には,きられると 知人の 来年度からの職が無くなるかもしれんという

(いきなり路頭に迷う.)というえげつないものもある.

# 別に,天下りの役人でもなんでもない,普通の頑張ってる職員よ~.

# 天下り機関ですらない.

 

事業仕分けを通して 初めて

「高速道路無料化・・・,やっぱり,ここまで他のが削られるならイラナイ・・・」

って思う人もいるのではないだろうか?

 

ちなみに高速道路無料化も,地方と都市部でゼンゼン事情が違うので,

いちがいには言えない. 

 

地域の問題を無視して東京基準で全てを斬るのは

中央集権大マスコミ  の弊害であろう.

 

 

事業仕分け のスタッフは 非常に頑張っているらしい.

とはいえ個人の処理できる情報には限界がある.

 

政治主導を考えるなら, 政治家を支えるスタッフの組織化をより進めねばなるまい.

 

つーことで.

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