たにちゅーの思惑|谷口忠大Home Page(たにちゅー・どっと・こむ)

HOME > たにちゅーの思惑 >  時事問題・コラム > [時事問題] 非製造業の生産性がなんとやら

[時事問題] 非製造業の生産性がなんとやら

2007-08-10 (fri)|カテゴリー:

今日は特に書くネタもおもいつかんので,数日前のニュースから~

 



 

 





「非製造業の生産性向上、成長持続のカギ」・07年度経済財政白書

 大田弘子経済財政担当相は7日の閣議に2007年度の年次経済財政報告書
(経済財政白書)を提出した。白書は「経済成長の持続が今後の最も重要な課題で、生産性向上がカギとなる」とし、
少子高齢化で人口が減る中では、1人ひとりの生産性を高める必要があると訴えた。
日本経済はデフレからの脱却が視野に入っていると分析。好調な企業業績が家計の所得増に波及すれば、
さらに息の長い景気回復が続くという未来図を描いた。

 白書の副題は「生産性上昇に向けた挑戦」。
安倍晋三政権は今後5年間で労働生産性の上昇率を5割高める目標を掲げており、
白書はその実現に向けた企業の取り組みを分析した。

 企業の間に広がっているM&A(合併・買収)を例にあげ、
費用節約といったリストラ効果ばかりが重視され、付加価値は必ずしも高まっていないと指摘。IT(情報技術)
活用などで戦略的に生産性を高める重要性も唱えた。
(09:49)



TITLE:NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-
各分野の重要ニュースを掲載

“1″>http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070807AT3S0602507082007.html

 



 

 

非製造業の生産性向上を5年間で5割上げるってのは,どういうことなんでしょうねぇ・・.

非正規雇用やリストラでの労働分配率の低下は下げ止まったので,ここから人件費は流石に上昇にむかうだろうし,
結果的に付加価値は増える方向になるのは在るだろうが,本質的な要因としての労働生産性を上げるとはどういう事だろうか?

結局,①一人一人が労働市場に於いて価値ある人間にならないといけないし,また,②労働市場に対する需要自体も増えないといけない.

①の根幹は教育・学習にあると思う.
日本は人間以外の資源に乏しい国という事を再認識する時代だろう.受験の為の教育とか,理想の教育とかやってる場合ではないのだ,ある意味.
教育施策は競争力確保の為のという,原点に戻らないといけないだろう.最近は経産省がかなり文科省に苦言を呈しているらしい.

②については創業・新規ビジネスが増えないと労働争議やってもたかがしれてる.
働いてくれる人に対する需要が増えるということは,経営者側が増えるということじゃないだろうか.

で,何かというと,結局二つとも草の根的な教育や啓蒙と深く関わっていて,既存企業の努力や改善といったミクロなものより,
マクロな努力が求められる気がするのだ.

そういう意味で「5年」というスパンの設定の仕方が,なんか気にくわなかったのです.非製造業の労働生産性向上は,
ある意味で人間の質的向上ということだし.

とまー,ぶつくさいってみた.猛烈に暑い夏の夜.

COMMENTS コメント

  1. tanuki 2007-08-10 (fri)

    まずは自分の生産性を5割上げねば!
    とりあえず論文書くか.(^^;
    読書日記ランク落ちたねぇ.
    4位だってさ...

  2. たにちゅー 2007-08-10 (fri)

    なははですね.
    まー,論文はそれ自体は殆ど経済回さないんで,リアルな労働生産性には効きませんけどねー.
    しかし,わしもそのへんもがんばらねば・・・.
    いえ,4位でもありがたいです.
    一週間くらい書いてない時期が
    あったので,もっと落ちたかと・・.

コメントの投稿




*


下記のタグが使用できます。
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt=""> <pre lang="" line="" escaped="">

インフォメーション



tanichuの著作

copyright © Tadahiro Taniguchi All Right Reserved.