ITベンチャー成功のシナリオ
密かに,親父の事務所から拝借して,こんな本を読んでみた.
ITベンチャー!!
もう聞き古された言葉な感じがしますが,
この本が書かれたのが既に5年前くらいなので,様相は変ってきているのでしょう.
しかし,まあ,一般に法律の動きは技術の動きより遅いので,あんまり変ってない面も多いのかも.
勉強になったのは「ビジネスモデル特許」とは何か?ってことですかね.
特許には新規性が要るんだけど,やっぱり大学の研究における新規性とは,価値観が大分違いますね.
論点はいろいろあるけど,思ったのは特許において新規性は飽くまで通す為の必要条件でしかなくて,新規性自体には価値は無いってこと.あくまで,有用性,つまり,みんながそれをどのくらい使ってくれるか?って所に意義がある.古くてよく使うものに特許を与えてしまうと公益に反してしまうから,新しいモノだけに,特許性を認めましょうってこと.
もちろん審査するのはヒトですから,その辺りは微妙なバランスが出てくる.
(ちなみに学術論文も審査するのはヒトですから,ほとんど同じです.)
だから,知財で戦う為には常に法的に対抗していかないと意味がない.んでしょうね.
IT=情報の時代 <==> 知財の時代
なんでしょうね.知的財産検定でも受けて勉強しようかしら・・・
おまけですが,ビジネスモデル特許のよく出てくる例として「オートカフェ特許」というのがあります.
なんじゃこらああぁぁ!!