西垣研訪問☆
2006-05-17 (wed)|カテゴリー:|
東京大学情報学環に西垣通先生という,以前からリスペクトしてきた先生がおられるのだが,
念願叶って本日,訪問してひとしきり研究発表をぶちあげてきました.
そいで,学位論文を渡して参りました.
先生は基礎情報学という学問を提唱しておられ,
情報概念の基礎付けという事をおっしゃっています.
情報化社会で情報に流される21世紀.その情報はホントに我々にとって意味のある情報なのだろうか?
教育は子供に情報を流し込めばすむ問題なのだろうか?
情報公開は,よんでも殆どの人が意味のわからない文章を公開することなのだろうか?
お互いの領域の言ってることがわからない科学者同士の相互作用は今後新たな知へと正しく導かれるのだろうか?
業界の分化がこのまま進んで何処に行くんだろうか?
ネット社会は我々の心的な生活をどう変えるのだろうか?
情報というキーワードの周辺に今問題は山積しています.
こういう問題に取り組むのが情報工学ではなくて情報学の仕事.
僕も非常に興味有るのですが,その為にも上の情報概念の基礎付けという作業に貢献しようとしています.
きょうはひとしきり話さしていただいて,ひじょうに好印象な評価を頂きました.
はげみになりますわ.
東京日帰り出張でした.