中国入門: そして中国の崩壊が始まる
アメリカに立て続けに中国です.
日本は,親米か,親中かってカンジで二元論的に動いていますが.
こう,立て続けにアメリカと中国の本を読んで思ったのは.
どっちもヒドイ.
まあ,どっちかといえば
中国の方がヤバイ
ってことでしょうか? 文化大革命では自国民を7000万人殺している国らしいですから~.
ありえねえ.
昔読んだ,ジャレドダイアモンドの 「銃・病原菌・鉄」.
民族・国家の発展と,環境要因,技術発達について広範に議論した名著ですが,そこで近代中国の発展の遅れは「中国が多様性を持たないから」という指摘があったが,まさにそのとおりだと思う.
本書「そして中国の崩壊が始まる」で指摘されていた,中華思想×共産主義×儒教という徹底した中央集権型の思想は,まさに伝統的な中国そのものなんだな,と思わされた.
中華思想の視点から見ると,聖徳太子以来の日本が「いけすかない国」って言うのも納得できる.
格差社会,格差社会といいますが,日本の格差社会はアメリカのそれに近づきつつあるという警鐘であり,比べたら未だマシのようです.
もちろん,我々フリーター世代は団塊世代の年行くほど多く貰えた給与のバッファにパラサイトして生きている人口も多く,それが尽きたときには
巨大な格差が明らかになりかねないのですが.(世代間格差)
それに対し,中国の格差は圧倒的なようです.
このあたりについてはまた稿を変えて書こうかしら
いわゆる新聞・TVといったメディア以外のメディアへの接触は大事ですね.
視点が色々あって勉強になります