「ドラッガーの遺言」
2006-11-13 (mon)|カテゴリー:|
ドラッカー第二冊目.二冊目にして遺言・・.
読む順番まちがえてますか?わし.
はてはて,多分最も新しい,本なのでしょう.なんせ,遺言なんですから.
2005年にドラッカーはなくなりましたが,その前にいっていたこと.
特に日本人記者の質問に答えるインタヴューてきなものをまとめた物になっている.
来るべき時代と日本のこれからについて語っています.
あいかわらずの洞察と不確かな予言は避ける謙虚さ.
日本はアメリカと中国(もしくはアジア文化圏)の架け橋たれ,と語っています.
そのとーーーり.
ちなみに,アジアの未来として中国を中心としてまとまる形か,それ以外であるかどちらかだと語り,
後者の方になるべきだと語っています.
中国中心になったばあいは,中国によるアジア支配を意味すると.
そのとーーーーーり.by中華思想
後者になるように頑張りましょう,日本人
ASEANやインドとの関係がキーかな.
ドラッカーはホントに博識です.
「日本と中国ほど民族性の異なる国は無い」
んだそーです.やっぱりそういう意味でも,アジアは中国を中心にではなく,EUみたいに多極的な形でまとまれるようにならなきゃね.
そして,やっぱりドラッカーならではの主張
「これからは資本を持つことが強みにはならない.知識労働者をいかにマネジメントできるかが重要」
との事が再度説かれていました.
「徹底的に情報技術で遅れている日本.それを何とか逆転しないと未来は険しい.」
基本ソフトでも応用ソフトでも,輸入品ばかり使っている日本.
しかも,日本語対応化されていて,一般人は輸入品を使っていることに気付いていない.
どうしたら,逆転できるんだろうか?