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キャッシューフロー解釈の非線形性

2006-12-02 (sat)|カテゴリー:

組み合わせで意味が変るものを,それだけで非線形と呼ぶのは工学・制御・創発屋の悪い癖ですね.


本日の講義で初めてCFの読み方が少し分かりました.


決算書でもCFは凄いシンプルで


営業CF +100万円 投資CF -500万円  財務CF +600万円


のようになる.

B/SやP/Lに比べると極端に見るところが少ない.


で,単純に全部+だと良いのだろう.などと,無学なコトを今までナントナク思っていたのですが,大間違いでした.


たとえば,


上の


(+,-,+) だと,「ああ,ちゃんと営業で利益出して,次の時代の為に投資しつつ,ファイナンスもしっかりやって,拡大路線やな」 見たいに解釈.


(+,-,-) だと,「めちゃ本業で儲かって,投資をしつつ,それでも余った金で,借金返したんかな?」


(+,+,+) だと,「儲かってるのに,資産売却して,さらに金借りとんねんかいな.そんな現金ばっかりため込んで何がしたいんだ?」


のように 必ずしもプラスの意見にならない.


(-.-,+)とかでも「ベンチャーかな.利益得てないけど,投資頑張ってるんだなあ.信用か将来性はあって,銀行かVCが出資してるんかなー?」


(-,-,-) 「え?倒産間近ですか?」


のように,付いてる符号で,実に様々な特徴ある姿が現れてくるのです.

CFは事業体としては単純に+だったらいいってもんでもないようです.


3つの数字の組み合わせだけやのに奥が深い!


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