[本]実測!ニッポンの地域力
2008-05-11 (sun)|カテゴリー:|
実測!ニッポンの地域力
posted with amazlet at 08.05.11
藻谷 浩介
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 21008
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冷徹な数字が真実を語る~人口構造は嘘をつかない
数ヶ月前に買っていて,途中まで読んでいたんだけど,ほっていたのを読んだ.
とにかく,統計情報を用いて,いわゆる「常識」と思われがちなことを反証していく.
たとえば,東京が一人勝ちじゃないことや,中国が人口爆発しないことなど?
主眼はまちづくりにあり,後半の方は,見事に山口,高知,富山,関西圏などの各地域の各論をつくっていく.
滋賀の人口増のところでモロに立命館の南草津のこともかいてあったぞ.
おもしろいのだが,
単純に本の作りが練れていない・・・.
文章が書き殴りっぽくて,粗いのと,図を参照しながら読むのだが,
図のページがまとめてあるためにページをめくりながら読まねばならず読みにくい.
あと,各事実に対して意外性のアピールをMUSTのように,くりかえされ,それがちょっと微妙かも.
しかし,実測値に基づいた分析はいろいろ面白い面もあった.
やはり便利な道路や,新幹線は地域を破壊こそすれ,栄えさせはしないのである.
ちゅうわけで,京都を自転車観光都市へ・・・.
bigarrow 2008-05-11 (sun)
日本が交通ネットワークを大陸式にしても意味ないですからねー。
交通に限らずシステム全般が欧米マンセーな空気が未だ根強い気がするのは私だけでしょうかー?
生めよ増やせよ大量生産大量消費の時代はおわったのですから、日本の風土と地力を活かす路を模索するうえでこういう視点は重要だと思います。
ぽっと出の本で終わってほしくないですね。。
たにちゅー 2008-05-16 (fri)
おお!
すごいまっとうな意見!
ちなみに欧米マンセーというよりかは
米国マンセーですな.
欧州マンセーなら未だましかと!
とりあえず,京都を自転車の街にもどしましょう.
自転車幹線道路を引いて自動車をしめだすのでーす.
そして,定義不明な迷惑駐輪を整理して,やたらめったら撤去される意味不明な制度を解体するのだー.