たにちゅーの思惑|谷口忠大Home Page(たにちゅー・どっと・こむ)

HOME > たにちゅーの思惑 >  時事問題・コラム > [時事問題] 2007年問題の現実

[時事問題] 2007年問題の現実

2007-07-09 (mon)|カテゴリー:

いまさらなネタですが.

「団塊世代の大量退職で技能伝承の危機」ガクガクブルブル

として,製造業を中心に問題だ!

と,言われてきた2007年問題ですが.

それで,技能伝承とか,IT技術による技能伝承支援,技能保存など,研究分野では

やいややいやとやってきたわけですが.

現場には違う風がふいているらしいです.

 

N○○関連会社で働いている後輩のいう話によると,

 「退職寸前の窓際族が年収2000万円らしい」

 「まじすか?」

 「しかも,その窓際族は,技術革新についてこれてないから,技術の会社ではロクな仕事が出来ない・・

 「・・・・むう」

 「大量退職したら,人件費が圧縮されて,一気に黒字になるかも」

 「リ・・・・リアルだ・・・・」

 

大企業は特に,終身雇用でしっかりやってきたところも多いでしょうし

そんなことがあるのでしょう.

確かに,伝統工業やITと合わない技術を持つ一部業種では,2007年問題は問題でしょうが

2007年問題が救済だという企業も少なくないのかもしれない・・・・.

 

2006年度の中小企業白書でも団塊世代の大量退職に対して,プラス.マイナスどちらの心象を持つかというアンケートでは

どちらともいえない 74.2%

とプラス要因による相殺を感じているトコが圧倒的だった様子.

プラス要因ではやっぱり,「人件費負担の減少」が40%と,第一位の要因だったそうな.

なんか,シニカルな話ですね.

 

コメントの投稿




*


下記のタグが使用できます。
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt=""> <pre lang="" line="" escaped="">

インフォメーション



tanichuの著作

copyright © Tadahiro Taniguchi All Right Reserved.