[時事問題] 2007年問題の現実
いまさらなネタですが.
「団塊世代の大量退職で技能伝承の危機」ガクガクブルブル
として,製造業を中心に問題だ!
と,言われてきた2007年問題ですが.
それで,技能伝承とか,IT技術による技能伝承支援,技能保存など,研究分野では
やいややいやとやってきたわけですが.
現場には違う風がふいているらしいです.
N○○関連会社で働いている後輩のいう話によると,
「退職寸前の窓際族が年収2000万円らしい」
「まじすか?」
「しかも,その窓際族は,技術革新についてこれてないから,技術の会社ではロクな仕事が出来ない・・
」
「・・・・むう」
「大量退職したら,人件費が圧縮されて,一気に黒字になるかも」
「リ・・・・リアルだ・・・・」
大企業は特に,終身雇用でしっかりやってきたところも多いでしょうし
そんなことがあるのでしょう.
確かに,伝統工業やITと合わない技術を持つ一部業種では,2007年問題は問題でしょうが
2007年問題が救済だという企業も少なくないのかもしれない・・・・.
2006年度の中小企業白書でも団塊世代の大量退職に対して,プラス.マイナスどちらの心象を持つかというアンケートでは
どちらともいえない 74.2%
とプラス要因による相殺を感じているトコが圧倒的だった様子.
プラス要因ではやっぱり,「人件費負担の減少」が40%と,第一位の要因だったそうな.
なんか,シニカルな話ですね.