【新内閣】「産まない選択―子どもを持たない楽しさ」 という本を書いていた少子化対策担当大臣 福島瑞穂大臣
最近,自分の言論にも気をつけなければ~,
一度言ったことが,あとあとまでついて回る事があるわなー
と,反省している31才,若手大学教員です.
さて,よく考えると社民党,女性の人権派出身政治家がフェミニズムがかっていないハズが無いのですが,
こういう本を17年ほど前に書かれていたそうです.
時代はバブルな時期で,ウーマンリブな意味でのフェミニズムが推し進められていた時期だから
こういうタイトルになるのも,わかる.
何事も世の改善は,一度行きすぎて,反省を込めてフィードバックされ,
適度なポイントを探していく.
もちろん,いまの少子化の問題と男女共同参画の試行錯誤の推進と無関係とは言い切れないのは,皆の了解するところだろう.
最近は,↑こんな本を書く女性史研究家もいて,
「男女同権」の4文字はいいにしても,
男女の区別と性差はある中で,文化・歴史・雇用・少子化からの経済構造の変化,その歯止め それらの中での役割,教育
つまり,同権の解釈・設計については 20年前とは異なるより成熟した認識を持っていかないといけないと思う分けであり
というわけで,考えてみると,
20年前,こんな本を書いていた人が「少子化対策担当大臣」になっていても
それだけで,批判するのは,いかがなものかと思うのですが.
でももし,少子化対策担当相として着任後「子供を持たない楽しさもある」
などと公言すれば,それは,立場的に非難されても仕方ないので
気をつけてほしいものである.
あまり,フェミニズムの問題には首を突っ込まずここまできたが
まさに,個人主義的な世界観と,集団主義的な世界観の間に性の隔たりを伴って巣くう論点であり,
一度,がっつり,議論してみたい話ではあるなと思うのである.
少子化問題も,現在,主に問題になってるのは結局は出産の外部経済効果なんだよね.
出産という経済行動がもたらす,経済主体が得るメリット以外に,世の中が得るメリットが
大きいということ.
そういう意味では,「こども手当」は劇薬的ではあるが,評価できる.
# 少なくとも,高速道路無料化よりかは評価しています.
少子化問題も地域格差があり,
世の適齢期の女性を30%も吸引しながら,合計特殊出生率 約1.0という世界的低水準に落とし込む
子供を産めない街 東京
への一極集中がここでも大きな問題となっている訳で.
10年以上のスパンの国のとしては地方分権への流れ(てか脱東京一極化)とセットで考えていかないかんのだろうなぁ.
また,話がふくらんでしまった・・・.